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心頭滅却すれば火も亦涼し(快川紹喜)

動画引用不可にあたり、ページでご紹介。@Reiko8992さんがお作りのBGM、素晴らしいです。 亡父が入院後、死ぬ一か月前に、
「あぁ、吊るしが喰いてぇ」
と、このビデオが出していた吊るし柿の事を謂っていました。
また、いつも風林火山を読み込んでおり、記憶していました。
懐かしいな。

心頭滅却すれば火も亦涼し 快川紹喜の死ぬ時の言葉。
彼の遺体は恵林寺にて引取られたので、ドラマ風林火山に出て来ますね。

孫子曰く、
其の疾きこと風の如く、
其の徐かなること林の如く、
侵掠すること火の如く、
動かざること山の如し、
風林火山の旗にはその先もある。
知り難きこと陰の如く、
動くこと雷霆の如し、
郷を掠めて衆を分かち、
地を廓めて利を分かち、
権を懸けて而して動く。
其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山、難知如陰、動如雷霆、掠郷分衆、廓地分利、懸權而動。
之、孫子兵法にあり。

風林火山 by  孫子


「風林火山」は、
いざ戦争となった場合の動きを示すための言葉であり、
動くべき時には風のように迅速に、
動くべきでない平常時には林のように静観し、
いざ行動を起こすときには烈火の如く侵攻し、
守るべき時には山のようにどっしりと構えるよう、
状況に応じて柔軟に対応するように……との戒めである。

風林火山 (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E6%9E%97%E7%81%AB%E5%B1%B1)

「孫子の兵法は、1400~1500後年代に架けて、戦国時代の武将の教育書としてよく有用された。戦闘方法は武田信玄も、織田信長も、同様の方法を使い、孫子は戦略の王、と謂われたものだ」、
と亡父は良く語っていた。教育パパの亡父は、高校生の頃の私に、文書版の孫子の兵法を購入して私に読む様に、と言って、毎朝、試されたものだ。お蔭様で漢文は優秀だった。

上妻音楽の物悲しい三味線の音色。風林火山にピッタリだ。

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