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まずは、時間を気にせず黙ってココアでも、さ。

書籍や先生から教わることは本当に多いけど、
それ以上に、自分の身体と心と、そして経験から得たものは、
かなり信頼しています。

今日はそんな、経験則シリーズ。(シリーズ?!)

泣いてる女子にはホットドリンクをマグカップで。

昔、カウンセリングの知識もない頃、
なぜか深刻な相談を立て続けに受ける時期があって、
鬱やパニック障害、自傷やオーバードーズなどで、
閉鎖病棟に入院を繰り返すような友人が複数いた頃。

自分の発する一言一言が、
命を左右するのかも、と、
常に張り詰めながら世界と向き合っていた。

電話が鳴ったら、その時何をしていても駆けつけてた。
全速力で近くまで行ったら、
50メートル前からゆっくり歩いて、自分を整えてから、
笑顔を作っていたことを思い出す。

いろんな現場に駆けつけた。
パニックだったり、自傷してたり、
雪降る中に立ち尽くしたまま埋もれそうになってたり、
かける一言が出ないことが何度もあった。

そんな時、
いつも、暖かい飲み物に救われてた。

ココアでもお茶でもいい。
缶か、大きめのマグカップを、
手のひらに包みながら、ゆっくり飲んでると、
不思議と、心が落ち着いてくるのがわかる。

冷え切った心が、
緩んでも大丈夫、って、
少し息をつくのがわかる。

そうやって、何も話さず、ボーッとココアをすすってたら、
ポツリ、ポツリ、話し始めてくれて、

何の知識も経験もない私は、アドバイスも何もできないから、
うん、うん、ってただ聴いて、
元気になってきた頃に冗談でも飛ばして、
笑顔をみれてやっと私がホッとする。

そんなことを繰り返してた。

あれから、自分でも、元気がない時には、
ホットドリンクをゆっくり飲む、っていうのが
自分の処方箋になってる。

忘れちゃいけない大切なこと。

教員を辞めてから、今は心の健康に携わる仕事をしているけれど、
人を励まし、元気にすることでお金をいただくようになってから、
スキルや時間、結果や効果に追われて、
大切なことをいつの間にか忘れてしまいそうになって、
怖くなることがある。

本当に、何もできなかったあの頃。

酷い気持ちでいる、ということはわかるけど、
何があったの?も
どうしたの?も
大丈夫?も
目の前の人を救う言葉ではない、という
そんな気がして。

かける言葉も自信もないから、
黙ってそばにいることしかできないから、

いつまでも隣でココアをすすっていたあの頃。

何もできない自分が不甲斐なくて情けなくて、
それからたくさん勉強したけど、
忘れてはいけないことが、あそこにはあった。

会話もテクニックもいらない。

セッションもコーチングもいらない。

ただ、そばにいて、少しでも、ゆったりした時間を感じてもらうこと、
私にはそれしかできない、と、
あの頃は思ってた。

あの頃、あんなに簡単にできたことが、
今、こんなにも難しい。

本当は、

「どうしたの?」

「何があったの?」
も、
言わなくてもいい。
言ってもらわなくてもいい。

相談は、乗りに行くものじゃない。
悩み事は、聞き出すものじゃない。

私が常に意識し、日々実践し続けていくと決めていたたった一つのこと。

それは、その人にとって、

「死にたい」と思ってしまった時に、
最後に一度だけ、試しに話してみようかな、と、
ちらっとでも思い出してもらえる、そんな人になること。


本当は、そんなあり方がしたい、と、願って生きてた。

ちょっと、最近、忘れてた。
忘れてたことを、
この記事書いてて、思い出した。

その誓いにこだわるあまり、
だんだんそれが歪んで、
相手に依存するような生き方になって、、、

って、痛い思いをしてから、
忘れてた。

でも、今、もう一度、あそこに立ち返る時期かもしれない。

…書き始めには思いもよらなかったところに着地しちゃった。
まぁ、そんな日もあるさ。


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