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なにが起きても、更年期。

起きた時からホワンホワンとしていた。
パート中もフワフワする。
そうかと思えば暑くて暑くて!
ナースたちに聞くと『今日は暑くない』という。
ひとりで熱くなっていただけだ。
冷房を入れるわけにはいかない。

なんでも更年期で片付けちゃダメ。


そう言われるのだけど、本気の病気も含めて更年期なのだと思う。
もうムリはできませんよ、と。
今までのツケが出てきますよ、と。


子供のころ、なにかあると近所の町医者に連れて行かれた。高校1年のときに、ひとりで行ったのが最後だったと思う。
そこの先生は、とにかくなんでも【成長期だから】【思春期だから】で片付けるのだ。
ひどい頭痛が続いたときも、そうだった。
【思春期だからね。心とからだのバランスが、まだうまく取れないからだよ。】と言われた。【成長とともに治るよ】と。

その後、大きい病院で調べてもらったけれどハッキリした原因はわからなかった。
だから、そう、【思春期だから】だったのだ。

その先生は何の専門だったのか。
広く浅くなんでも診てくれていたような。
症状ではなく【そのひと】を、ヒトの一生に照らし合わせて見てくれていたような。
今もなお、ご健在(といってもヨボヨボ)で、訪問診療をしていると聞く。
死を迎えるまでのひとに、【治療】ではなく、【そろそろだから仕方ないね】と諭しているにちがいない。


すくなくとも35年、一度も思い出さなかった町医者の先生のことを、なぜ考えたのだろう。診察後にくれるペコちゃんの飴が嬉しかったこと。カーネルサンダースを更に太らせたような先生の顔。
なぜ開いた?記憶の扉。

ししし、死ぬのかしら、ワタクシ。



死ぬのかしら、といえば。

パート先のドクターが突如【断捨離】を始めたのだ。捨てまくり、片付けまくっているのだ。

閉業ですか?

とも思うが、


早めのお迎えですよね?


(もしかして…連休中に?)



心をこめて、挨拶をして帰る。

おつかれさまでした。


#更年期
#思春期
#成長期
#死期が近い



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