人体の不思議(口の中に骨が育つ)
5月に歯医者に行った『その後』を診てもらいに、再び歯医者へ。
『歯周ポケットの深さを確認』という、地味に痛くて、緊急性のないことのためだ。
チクチクされたあと、歯磨き指導を受ける。
手鏡と歯ブラシを持たされ、衛生士さんに教わる。
素直にがんばる。
子供の頃から歯磨きは何万回としているのに、完璧にはできないものなんだな。
たとえ虫歯になっても初期の初期で治療が済んできた。銀歯も差し歯もない。
子供の頃から、よく褒められた。
だから『歯だけは丈夫』という思い込みもあり、歯医者はご無沙汰になりがちだった。
でも。
『骨隆起ができてるでしょう。ほら、このコブ。歯ぎしりや食いしばりがひどいのね。』
と指摘される。
コブ??
口の中に。
下の歯の内側に、左右対称に、出っ張りがある。
あるけど…。デフォルトじゃないの?
『歯ぎしりからアゴを守るために、骨が出っ張ってくるのよ。昔はなかったはず。』
…たしかに、この出っ張りに気がついたのは今年に入ってから。
【こんなのあったっけ?】と疑問は少々抱いたけれど、左右対称だし痛くもないので【こんなのあったんだな】と納得したのだ。
それが、やっぱり、本来ないものなのか。
虫歯や歯周病よりもずっと、歯ぎしりや食い縛りで歯を失うひとが多いそうだ。
『見るからに歯ぎしりをしている歯をしている。このままだと、歯がなくなっちゃうよ?』
脅される。
そして勧められるままマウスピースを作成。
マウスピースをして寝るなんて、キモチ悪くてできないかも知れない。
でもチャレンジしてみようと思う。
せっかく丈夫な歯をもらったのに、自分で、無意識に、ダメにしてしまうなんてもったいない。
…それにしても骨隆起。
中身は骨だから、消えてなくなることはないそうだ。
どんどん育って口の中が狭くなるそうだ。
(怖い)
なんとも不思議だ。。。
【からだは借り物なんだな】と実感せずにはいられない。
そして歯ぎしりも。
なんのために、寝ている間にせっせと無意識活動しているんだか。。。
つくづく、不思議だ。
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