オクトパストラベラー2 体験版感想(2/13追記)
はじめに
先日配信されたオクトパストラベラー2の体験版、一通りプレイしました。
最初は選んだ主人公と、もう一人の仲間のストーリーをじっくり見てから発売に備えようかと思い、シナリオを飛ばさずに見ていました。
ですが、ついつい他の仲間も気になってしまったので、それならいっそ「発売前に全員仲間にしてしまおう」と思い立ち、実行しました。
本作の体験版は1つのデータにつき、3時間までしかプレイできない制限が付いていたので、一種のタイムアタック的な楽しみ方が出来たのではないかと思っています。
ただ、今作の仲間達は前作より訪問時間が長くなる配置になっていたので、仲間の1章を全飛ばししても、全員加入した頃には2時間半が経過していました。ギリギリセーフ…。
以下、現時点でのキャラクター達について簡単な感想等々。
※1章ネタバレありなのでご注意を。
各キャラクターについて
O:”狩人”オーシュット(平野綾)
前作には恐らく登場していなかった「獣人」という種族の少女。1章を見た限り、同じ島に住んでいる人間が思ったより傲慢な感じに描かれていたが、こいつらとの和解を済ませないで旅立ったことで後半に何かしら禍根が生まれる予感がした。
また、最初の二択で選ばれなかった方の扱いを見て、「最近のポケモンって結構気を遣っているんだな…」と思ったり。
多分選ばれなかった方はどっかで始末しなきゃいけない気がする。
1章範囲でだが、前作の狩人と違ってけしかけに使用制限がなかったり、自動捕獲が実装されていたりと、前作の煩わしさがそれなりに解消されていた感じを受けた。
また、住民の連れ歩きも追加されていたので、前作以上に他人の力を借りて戦う感じになったように思えた。
底力は剣士同様、固有技の使用。前作でも悪くない性能のジョブだったが、今作でも活躍が見込めるだろう。
C:"薬師"キャスティ(根谷美智子)
至って善良な薬師といった感じのお姉さんだが、とにかく「記憶喪失」の部分がミステリアス。前に所属していた団体が悪行を働いていたらしいことから、記憶があった頃はどんな人間性だったのかも気になる所。
1章終盤では画面バグを意図的に活用した演出(最初PS5がイカれたかと思った…)で、そのミステリー感を前面に押し出したシナリオ構成。
一応、前作の薬師アーフェン同様、薬で人助けをする流れ自体は変わっていない。
性能的には、底力(素材無消費で調合)のおかげで前作以上に調合を気軽に使っていける辺りは前作よりも強力になった感じ。
T:"盗賊"ソローネ(田中理恵)
1章を見た限りだと、隠語が平気で飛び交ったり、鞭による躾などの描写もあったりと、前作における踊子プリムロゼ編を彷彿とさせるダーク具合。
前作の盗賊テリオンと比べると、理解者っぽい仕事仲間と初っ端の段階で殺し合い、分かり合えた状態で死別できたのはむしろ幸運だったのでは?と思えるほど、現時点では結構救いのない雰囲気。
性能的には、流石に前作の盗賊テリオンが強すぎたせいか、ちょいちょい弱体化の跡が。
特に習得スキルから「マジックスティールダガー」が削除されたのが結構痛いかも。
他にも、追加されたフィールドコマンドが気絶させるだけな辺りも他キャラとの差を感じさせる。
ただ、底力(2回行動)が単純に強い性能をしているので、結局はしっかりと活躍させられると思う。
O:"学者"オズバルド(中田譲治)
なんと、体験版の段階で唯一2章までプレイできる珍しいキャラ。とはいえ、彼の場合はシナリオの都合でどうしてもボス戦を途中で挟まざるを得なくて2分割されているだけで、ボリューム自体は2章合わせて1章分といった所。
冤罪で投獄され、家族の仇に復讐を誓うダークサイドのストーリー。脱獄に協力してくれた囚人エメラルドの奇妙な友情に感動。
性能としては、通常魔法よりも低燃費で使える3属性ランダム連射が面白そうな性能をしていると思った。
底力は前作の学者の秘奥義。ボス戦の火力に相変わらず役立つ。
なお、体験版範囲で一番仲間にするのが大変だった印象のキャラ。他のキャラと違って、街ではなく道端に倒れているので最初見逃してしまった。
P:"商人"パルテティオ(中井和哉)
前作のアイドル的な存在たる商人トレサと同じ職のキャラだが、彼はどちらかというと前作の薬師アーフェンを彷彿とさせる兄貴分。
仲間からも慕われ、本人も極めて前向きと、見ていて気持ちいい感じの明るいキャラクターとシナリオ。
底力がBP全快と、シンプルながら非常に強力。
前作で猛威を振るった仲間呼びについては、実入りの少ない体験版では真価は発揮できず。
A:"踊子"アグネア(水瀬いのり)
踊子ではあるが、シナリオやキャラクターの雰囲気は、どちらかと言えば商人トレサに近い、極めて明るい雰囲気。
前作の踊子プリムロゼが圧倒的な暗さを誇っていたことを思うと、温度差が非常に凄まじいものとなっている。
妹から「アグ姉は立派な二つの桃を持っている」とド直球のセクハラをかまされているが、それを生かした夜のフィールドコマンドはいわば「確率の絡まない盗む」と非常に強力。
前作だと、最終的にゲームの仕様との噛み合わせが悪いこともあって不遇だった踊子ジョブだが、今作は一転してかなり強力な印象を受ける。
底力は前作ルーンマスターが使えたスキルの全体化。序盤の時点で、全体急所蹴りという雑に強い戦法が輝いている。
T:"神官"テメノス(石田彰)
親友の特大やらかしさえも許し癒やした、聖女オブ聖女な前作の神官オフィーリアとは一転。CV石田彰の味が1章の時点でこれでもかと生きていた胡散臭さたっぷりなテメノス。
同じ技を使っても、イントネーションの違いで性格の違いをしっかりと表してくれたのが素晴らしい。
シナリオとしては、1章で生まれた謎の解決のために旅に出るといった、神官オフィーリアよりは学者サイラスに近い感じの印象を受ける流れ。
性能としては、そもそもデフォルトで全体回復を持っている時点で腐りようのない安定感。
前作の盗賊が持っていた「マジックスティール」はこちらが引き継いだが、盗賊と違って物攻が低いため、前作ほど猛威は振るわなさそうな気がする。
なお、今作は他のキャラでも1章の時点で大ボスや相方的なポジションのキャラが出てきていることがあるが、彼のシナリオで出てきた神官ミントは個人的にはちょっと疑ってかかってしまっている。
相方枠にしては妙に声に存在感がある(一緒にシナリオを見ていた有人曰く、「上田麗奈さんに聞こえた」)ので、上述のように前作の学者サイラス的なシナリオ運びになるのであれば、もしかしたら学長の秘書的な黒幕になる可能性も…なんて邪推しているが、いずれにせよ真相は発売してからかと。
H:"剣士"ヒカリ(松田洋治)
前作だとなぜかタンク的な個性を持たされていた剣士ジョブ。冒険が進んで行くにつれて、その個性が活きる局面がどんどん少なくなっていった、踊子と並ぶ不遇ジョブだったが、今作はかなり活躍させやすい印象を受けた。
今作の剣士は固有が「試合で勝った相手の技を覚える」という、青魔道士的な要素に一新されている。
底力による専用技の実装も、攻撃面の強化に一役買っているように思えた。
ちなみに、今作は彼を主人公にして遊んでいく予定。前作も剣士オルベリクを主人公にして最後までプレイしていたので。
なお、声優の時点でそう思っていた人も多かっただろうが、彼は「もののけ姫」主人公の「アシタカ」的な要素がかなり含まれているキャラ。
・声が松田洋治さん
・容姿端麗にして武芸に秀でている
・故あって国を追われ旅に出る
・四足歩行の大型動物に乗って旅に出る
・国の大勢から慕われている
・黒い呪いに苦しんでいる
・非常に強力な黒い呪いの力を使えるときがある
その他
前作同様、今作もボスバトルのBGMが2種類用意されていたが、1章の採用曲からある種の傾向を感じた。
ボスバトル1→オーシュット/パルテティオ/アグネア/ヒカリ
ボスバトル2→キャスティ/ソローネ/オズバルド/テメノス
ここから、1章のボスバトルに
1が採用されたのは所謂「ライトサイド」
2が採用されたのは所謂「ダークサイド」
のシナリオになるのではないか、という見方。
当然、1章までしか出来ない現状で断定なぞ不可能なので、当面は早く発売日を迎え、早く先に進めていきたい所。
何はともあれ、とても楽しみ。
では、今回はこんな所で。
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