ホテル・ピーベリー 近藤史恵 読書感想
ハワイにあるそのホテルにはルールがある。
宿泊が出来るのは一回のみ。最長三カ月だけ。
決して大きくないホテルピーバリー。
宿泊している客達はわけありの人ばかり?
そして事故か自殺か殺人か、宿泊客が死んでいく。
楽園のようなゆったりと何もしなくてもよし、ハワイを観光したりサーフィンしたりと充実した日々を過ごすのもよし。
素敵なホテルなはずなのに、客が嘘ばかりって途端に嫌な環境に。
主人公も訳アリでなんというか迂闊過ぎるなとしか言えない
いくら手は出していないんです!と主張しても通らないよ
ただストライクゾーンが広い人なんだなと思うが、立場的にまずいし自重しとけとしか。
うだうだと悩んで停滞していた主人公だけど、事件解明のエピソードの辺りからは吹っ切っていてよかったかな。
夏への扉を読んでいると更に本書が楽しめる。
しかし妙なルールのあるホテルは泊まりたくないかも。
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