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鬼談百景 小野不由美 読書感想

九十九話入った怪談集

学校の怪談とかリゾートや家、などなど百物語をしたらこんな話をしているんだろうなという短編集
かなりさらっと読める

ああ、こういう話ねというのは読めばわかる

ただ、この本を一気に読もうとしたら何故か邪魔が入ってなかなか進まなかった
無意識で一気に読むのを拒んだのかもしれないけど、なんか怖い

いくつか印象に残ったもの

さずかりもの
離婚した人 子どもがなかなかできず元夫の親戚を含めた実家の人たちが墓参りにいくといい、墓地に行ってどこかの子供の墓を見付けたら手を合わせたら拾ってこれるからって。
いや、霊よりもそんなの強要する一族が怖いわ
奥さんが嫌がっているのにそれを止めなかった元夫 離婚もやむなし


あと、赤いスーツの女の話 これすると赤いスーツの女が出て来ると言われているの忘れてしたら本当に出て来た なにかわからないけど怖い

全部怖い話だけでなく、亡くなる前に挨拶に来てくれた話はちょっといい話だと思う
その時は怖いと思うけど、あれは最後に来てくれたんだと思うと切なくなる

いずれにしろあまり一気に読まないでゆっくり読むのがいいかも


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