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2scorching summer

痛みを最小に、しあわせを最大に。

仕事柄、ほっとけないー。負傷をして急性期であれば、なおさらRICE処置をします。した方が良いんです!どんだけ必要ない大丈夫と言われても。ゆずれない・・・。熱感や腫れがあるのを目の前で見てるのに、デートどころじゃない。気になってしょーがない…

ガンコ対決。現役選手vsインストラクター

私「圧迫だけでも…」
彼「大丈夫」
私「氷もらってくるから冷やそ!」
彼「いらない」
私「治りが早い方が絶対いいやん」
彼「しない」

大好きになった人は頑固だった
なんでそんなに頑なに処置をさせないのか・・・
しばらく時間をおいてみたけど、やっぱりワタシがガマンできなかった。さっき買った店で氷もらってくる!と立ち上がって行こうとしたら「わかった、じゃあ俺が行くから」と止められた…

いま行ったらお客さんがいて忙しそうだから、もうちょっと後で行くと。じゃあそうしようと私も座った。今かな、後かな、とお店の様子を見ながらふたりでタイミングを決めた。私の内心は「気配りできるし優しいなぁ」

「でも早く行きなよ」笑


「&」がお店のロゴになってる人気のお店で、アイスコーヒーや美味しそうなパンを買う時も「ワタシが払うから」と会計をしようとしても「いいから」と一点張り。ずっと払ってもらってるからと言っても「いい」と言ってお会計を済ませる。そら、スポーツ選手はワタシよりも数倍?何十倍?稼いでると思いますけどー。

ともあれ、そのお店でもらった氷でアイシング&圧迫。
なんか顔が不服そうなんですが??こればかりはゆずれませんでした。そうそう、私もガンコかも。ガンコ対決で現役アスリートに勝ちました。負けたからか素直に、RICE処置はなんぞやというミニレッスンを受けることに。笑

私「Rはなんでしょうー」
彼「レスト?」
私「正解!」
彼「これは知ってるw」
私「じゃー、アイは?」
彼「アイス!」
私「そうそう!冷やすことで、アイシング」
私「Cは??」
彼「圧迫はわかるけど英語がわからない」
私「難しいよね、圧迫はコンプレッション」
私「Eは?ヒントこれ」手のひらを高くする動作をする
彼「んー。、なんだろ…」
私「エレベなんとか」
彼「エレベーター?」
私「あー、そう!近い!ってか同じ意味だし」
私「エレベーターって上がったりするやん、エレベーション」
私「もうこれでRICEは完璧だね!他の選手に教えてあげたら」彼の頭をなでてる
彼「笑」

なんて幸せな時間だったことでしょう。。


今だから、私もちょっとゴメンねと思います。なんか過ごし方とかあったと思うし、アイシングでグルグル巻きにして美意識とかあったと思うから。ところ構わず私の主張を押しきってしまい、救急パッドの貼り替えも「自分でする」というのを私がやってあげる!と張り切ったものの「キャー、、擦過傷まともに見れない…」と直視できずヘタクソやったし…

この日、彼は観覧車に乗りたいと予定していたのですが、まだオープン時間にはなっていなくて、結局乗ることはできませんでした。私も乗りたかったし、今でも観覧車をみると彼のことを思い出します。

この記事を書いて寝たら、彼が夢に出てきた。彼のスポーツには欠かせない商売道具も出てきた。summer storyのつづきをしているような内容、だったよーな。


手をつないで歩いてるだけで、汗だく、、、
「ちょっとたんま…」と言って手や顔にかいた汗をふく。私は汗よりも暑さなんかよりも、ふいている様子を見ながら、ナゼかその時早く手をつなぎたかった。

目の前から歩いてくる会社員の表情が、ガタイの良い彼に驚いてる様子。鍛錬の賜物だし、選手にとってはうれしい反応と思いきや「え?気にしてるの?なんで??」
一番のファンである私が、大好きなカラダであるのに、ナゼ今通った見知らぬ人の視線を気にするの・・・

試合会場でも、よくガタイが良いと言われる彼は、冷房の温度も全然ちがう。キンキンに冷えた室内温度で、上半身裸でイビキをかいて寝ている。人がせっかくオチのある話で、どんな反応をするかとワクワクして彼の方をみたら!「グーー。。」ドンピシャのタイミングで寝落ちZzz…

まぁ、試合後でお疲れですよね〜。ピロートーク終了。
私は寒くてお腹が痛くなってしまったけど、隣でイビキをかいて寝てるし、熱感もあって筋量が多いから代謝が違うんだなと、そのままにした。

鼻を鼻でスリスリしてきたり、私のくちびるを左右からつまんでアヒルみたいな口にする。その口でチューをしようとすると楽しそうに笑ってる。彼の匂いを嗅ぎたくて脇や耳元をクンクンしたり。してあげたかったことを、しなくていいよと私を抱きよせて、大きな手のひらで大事そうに後頭部を包んでくれた。

次の夏はどんな暑さになるかなー。

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