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書いた物語(短編)

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書いた物語です。概ね二万字以内のものです。
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#短編小説

言葉の時間旅行

【1】  あれは、わたしがななつくらいの時でした。  お母さんが家を出て行ってしまいました…

3

バスガスばくはつ

 この世界はきっともうダメでさ、だからみんないつかバスに乗るの。  ずっと乗ったその先の…

3

いじめられていた新興宗教の女の子の話

※作品はフィクションであり、実際の国家、社会、組織とは一切関係がありません。 ※作品は特…

10

夏の思い出と初恋は少し似ている

「うん、だからさ、僕は思うんだ。夏にはほとんどの人間にとって共通の、理想形のようなものが…

2

【短編小説】未来の歌

コミュニケーションと感染症は、決して切り離せないものである。 人間の本質は他者と繋がるこ…

4

音楽語の部屋(おんがくごのへや)

ーーーアラン・チューリングの永遠なる眠りへ。 ------------------------------------------…

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あなたが歩むから

凍えるような一月の寒さは、僕が大人になることをさして歓迎していなかった。 目覚ましを止め、重い身体を横にしたまま、デジタルの文字列を見る。 今日は一月の第二日曜日。世の中の二十歳にとって、とても特別な日で、そして僕も、世間的に見れば特別な人間の一人のはずだ。 成人式というのはなんだかおかしな話で、その日を跨げば大人の仲間入り。細かい誕生日は関係なく、資格の有無は問わない。誰が決めたのかもわからない尺度だ。 きっとどうせ、僕に資格はないのだろうけれど。 月並みに言えば、人生