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ひと口サイズの発信:③ 漢方茶のように

このシリーズでは、「ひと口サイズ」でのSNS投稿をおすすめする理由とアプローチ法について、お伝えしてきました。

最終回では、発信をする自分の土台を整えるプロセスを、あらためて見つめたいと思います。


じわじわと伝えていく

SNSの投稿って、漢方茶みたいなものだと思います。

思いを込めて、練ってねって書いた投稿でも、1回でパッと効果があることはほとんどない・・・一方で、じわじわと伝えていくことで、読者の中に培われる信頼や共感があります。
長期にわたって飲みつづけることで、体調の改善や美容につながる、漢方茶のような効果です。

もちろん、SNSでは「バズる」と言われる、大きな反響が起きることもあります。でも、その発信者がずっと支持されているかというと、必ずしもそうではない。

パッと飛びついたものからは、パッと離れていきやすいというのは、ブームになった歴代のスイーツやダイエット食品がすぐに忘れられるのと一緒。

愛されつづけるのは、話題になる前の小さな積み重ねがあって、その後もたゆまずコツコツ磨いていっているコンテンツです。

歩調を合わせる

一つの投稿でいろいろ伝えたくなるのも、投稿への反応に一喜一憂してしまうのも、とっても共感します。

ただ、人に言ってもらって気がついたのは、受けとる者にはその人のペースがあるのだということ。
日常や自分の仕事をしながらの合間に、受けとれるボールの速度は?
片手で受けとれる大きさは?
と考えてみるとどうでしょう。

自分にとっての当たり前の1歩は、相手にとっては10歩で進む距離かもしれない。
使う言葉の意味が、相手が使うその言葉の定義と違うかもしれない。
内容が濃すぎて消化しきれないかもしれない。

逆もしかりで、私も、その分野に詳しい人やずっとそのテーマを追っている人の話に、理解が追いつかないことがよくあります。

発信する方が、受けとってくれる人の、その時の歩調に合わせなければ、メッセージは受け取ることができない・・・
このシリーズは、私自身の失敗経験から書いています。

未来を見据える

そうはいっても私たちは、すぐに反応があって、フォロワー数が増えたりお仕事の依頼が来たりというような、即効性のある特効薬が欲しくなるもの。

そんな時ほど、もう一度「何のための発信なのか」ということ、そしてもっと遡って「自分はどんな人に何が伝えたいのか」という原点にかえってみてほしいのです。

あなたのライフワークの目的は何でしょうか?

時間がかかっても本気でやりたいこと、実現したい未来を見据えて、その目的に集中すると、発信する自分の土台が変わってきます。

「こんなことに悩むこの人に自分がどう役に立てる?」
「この問いに自分がどう応えられる?」


いま目の前にいる相手、思い浮かべるその人が悩んでいて知りたいこと、ヒントが欲しいことを一つひとつさぐっていくのがポイント!
受け取り手に合わせてどんなサイズで伝えていくかも、見えやすくなります。

私も実践しながらの修行中です(^ ^)
一緒に工夫しながら続けていけると嬉しいです!


《 お客さま目線での発信について 》

新講座では、お客さま目線での発信のポイントについてもお話しいたします。
(日々、SNSに向き合う方にとっては、プロフィールのコツ以上に、ここが印象的だったようです)

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「自分のSNS投稿、これでいいのかな?」と悩んでいる方もぜひいらしてください▼



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