蹴りジャンプで人生を考える

毎年楽しみにしているTBSの番組「クイズ☆正解は一年後」無料のゲームアプリ「蹴りジャンプ」で誰が一位になるか一年をかけて競うという企画で、まんまと自分も「蹴りジャンプ」をダウンロードして年末年始ゲームに興じていた。

このゲームほんとに単純で、コウモリを避けながらとにかくひたすら上に上がっていく。ただそれだけ。それなのにめちゃくちゃ難しい。

番組内で一位になったハライチの澤部さんは3万メートルという記録を出していたけれど、わたしは何度やっても100メートルいくかどうか。何度やってもコウモリにあたってゲームオーバー。こんなの絶対無理だよ。と思っていたけど、繰り返し繰り返しやるうちにだんだんコツがつかめてきて、コウモリをさけるコツやタイミングなんかが分かってきた。番組内で岩井さんがコウモリのパターンが大事って言ってたのも理解できるようになってきて、3日くらいやってたらやっと1000mまでいけるようになって地味にうれしい。やっぱり繰り返しやってみるって大切なんだなーと思った。

大人になるとできないことっていうのはどんどん少なくなる。できないことに向き合うのもしんどくなる。できることに逃げたほうが楽だから。だけど、最初の「できない」に負けずに続けていると見えなかった景色が見えてくる感覚は快感だなあと思うし、この感覚って演劇始めたころにはわからなかったことが、だんだんわかるようになってくるのと似てんな、と思った。

そんなちょっとした感動を覚えながら「蹴りジャンプ」に費やした時間をもっと別のことに使えばよかったなあーと思ったのもまた事実。

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