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詩|レム

きみは柔らかな陽だまりに落ちた
ゆっくり吸って吐いた息が一定の拍を打つ
秒針、止まり損ねた夜の過ち
銀色の枠が今は世界

聞こえない言葉は無いのと同じ
だから、きみのことぐらい今は分かってる
深い水槽の中で、罪ばかりの部屋の中で
不恰好な紙飛行機を踏みつけて笑った

管制塔に声は記録されず
花束の無い旅路には戻らない
それでもぼくら子どもだから、味のしない映画をずっと見ている

こんにちは、愛おしいひと
さようなら、愛おしいひと

何度繰り返してまた忘れて

こんにちは、愛おしいひと
さようなら、愛おしいひと

何度繰り返してまた夢に見る

愛していたいよ
もう二度と戻れない光
今はまだ暖かいだけの戸惑い

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