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【ぼちぼち往復書簡】お別れの心づもりと共にある毎日 From すみこ
ようこちゃん。おばあちゃんとのお別れ悲しかったね。
おばあちゃん世代の歩んだ人生は本当に興味深いよね。大人になったいま、わたしもおばあちゃんには聞いてみたいことが色々あるなぁ。
そう思うとね、天国のおばあちゃんの話は聞けないけれど、せっかく両親と暮らしているのだから今のうちに父母の話を聞いておいて方がいいなと思う。
とはいえ一緒に日常生活を過ごすと、なかなか純粋に心を傾けて父母の歩んできた人生の話を聴くゆとりに辿り着かないのよねー。
二人とも80代半ばを過ぎているので、お別れの時というのがリアルに近いのよね。だから今日が最後の日、これが最後のご飯、これが最後の会話になるかもしれないという思いを持って暮らしてるわけ。
手抜きしたり、ガサツな態度をとってしまった時にそれが最期で、後悔のタネになったら嫌だなーという思いが、いつも心のどこかにあるの。
別れの時を見据えながら今の行動指針があるのって、健全じゃないと思うけれど、年老いた親との時間というのは、どうしてもそんな目線になってしまう。
優しく穏やかに、常に笑顔で接しながら、彼らの毎日が豊かな質の良いものになるようにサポートすることができたならば、いうこと無いのだけど、今日もイラっとしちゃったなぁとか、今日もガミガミ言っちゃったなぁと思う日ばかりだよ。
仕切りたがり屋のこの性格は集団生活向きじゃないから、イラっとポイントは無数にあるのだ。このタイミングでそれを克服することが、わたし自身の課題なのかなぁとぼんやり思ったりもする。
とにかく日常生活の中で、無償の愛の天使みたいにはなれていないので、親の話をじっくり聴くという宿題は、無理せずもう少し先伸ばしにしておこうかな。手遅れにならないうちに、天使モードを手に入れたいものだよ。
今日はすごく愚痴っぽくなってしまった。ごめん、ごめん。こんな日もあるね。
すみこ
読んでくださり、ありがとうございます。 サポートのお気持ちとても嬉しいです。ありがたく受け取らせていただきます。感謝💕