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【ぼちぼち往復書簡】はじめての目薬業務 From すみこ

ようこちゃん、流行りのワーケーション、しかも京都!うらやましー!

我が家の先週のグランイベントは父の白内障手術でした。

「老い先短いのにわざわざ手術なんて嫌だ」と「見えない、不便」のせめぎ合いを半年も続けた結果、やっと決断した父を、わたしも全力サポート中です。

世間ではごくごく一般的な手術だし日帰りの処置なので、気軽に構えていたのだけれど、意外にサポート隊も大変でしたわ。
事前の各種検査や、ビデオ視聴や先生のお話をきくパートなど長い診察に付き合い、当日も終了時間の分からない手術のお迎えに、ほとんど見えない状態で帰宅した後のお世話。その辺まではね、まあね、覚悟の上だった。

しかし、その翌日から毎日続く1日4回、3種類づつの目薬投与のオシゴトもあったのだ。
自分では上手に目薬を差せない父に代わって、それをやってあげるのだけどね。
わたしってばその度にチョコレート補給が必要なほどに消耗するのよ。

なんでかなー。

その頻度の多さに縛られるせいなのか、感染症と隣り合わせのデリケートな作業のせいなのか。

まあ、普通に考えても人に目薬を差すのって緊張するよね。

わたし史上初の目薬業務、最初はほんとドキドキ。さすがに一週間経って慣れてきたけれど、やっぱり業務終了後は、「わたしって偉い、偉い!頑張ってるねー!」と自画自賛しておやつを口にしているのでした。
この一年で自分の機嫌の取り方はすっかり身についたの、わたし。もはや立ち直り名人よ。

明日は1週間目の検診日。
父自身も見え方の改善を感じているようだし、当初感じていた目の違和感も軽減されてきたみたい。経過良好で目薬の回数が減ってくれたら嬉しいな。

北海道の山の桜もそろそろ散り始めるところです。我が家の台所からの景観はいまが一番綺麗な時期かも。
ようこちゃん、これから北海道は爽やかな初夏を迎えます。

すみこ

読んでくださり、ありがとうございます。 サポートのお気持ちとても嬉しいです。ありがたく受け取らせていただきます。感謝💕