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【ぼちぼち往復書簡】自称60歳のアルハイママの誕生日 From すみこ

ようこちゃん。わたしも中学校のプリーツスカートの寝押しをやっていたよー。
そうかー。もはや若者には伝わらない言葉なのだね。

わたしもこの間フラ教室で、山口百恵ちゃんのラストコンサートを話題に出して、「今の若い人にはわからないわねー」とお姉さんたちと笑っていたところです。

さて、昨日我が家では母が86歳の誕生日を迎えました。
アルツハイマーの母には新しい記憶の書き込みはされないけれども、頭の中の古いフロッピーディスクの呼び出しは機能するので、もちろん百恵ちゃんの話題も大丈夫だし、何なら、美空ひばりも現役想定。

記憶の古いとか新しいとかという概念が、母といると何だか不思議なモノに感じられます。

ヒプノセラピーの仕事をするときには、潜在意識のお話を必ずするのね。学問的には私たちが普段使っている顕在意識はほんの3パーセント。あとの記憶はみんな97%を占める顕在意識に眠っていると言われているの。それは現世にとどまらない過去生の記憶も含めてね。ヒプノは問題解決を図る目的でその眠っている記憶を呼び起こすためのセッションなわけですが、うちのアルハイママの場合、自由自在に潜在意識が表面化しているみたいに思える。

先日も舞妓のテレビ番組を見ながら、お座敷の小唄を一緒に口ずさんでいて、「その唄、いつの記憶???」と不思議に思ってたの。もはや現世ではなくて前世の記憶か?とも思える感じだったわ。

ある意味、母はヒプノセラピストとしてのわたしにユニークな観察材料を提供してくれているのかもね。

昨日は延々と続く「何歳の誕生日?」という問答に明け暮れた一日でした。自分では60歳なのだそうです。笑。とにかく元気に誕生日を迎えてくれて何よりです。

ようこちゃん。花粉症の山場を越えてよかったねー。北海道の春はやっとこれからです。

すみこ



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