辛いのは……。

娘を喪って辛いのは、今までちゃんと関わってやれていなかったのじゃないかとか、なんとか出来たんじゃないかとかいう反省や後悔の念もあるんだけれど、その他にも
「カミサマから預かった大切なものをうっかり壊してしまった」的な感覚がある。

特定の信仰はないのだけれど、カミサマが私を信頼して預けてくれた何かを、持っているのが当たり前になりすぎたせいでいつのまにかぞんざいに扱うようになっていたあげく、自分の不注意で粉々にしてしまった感じ、なのだ。

もっとも、30を過ぎた娘を小さな子のように掌中の珠として扱うことはちょっと違う気はするのだけれど。


色んなブログや本やYoutubeなんか見ても基本的に他人の自殺を止めることはできないから、それについて残されたものが悔やんだり後悔することはない、と言われている。
だから、開き直ってしまえば
「どうすることも出来なかったんだ!しょうがないじゃん!!」
とも言えるんだけれど、やっぱり心の底には確実に
大きな「やっちまった」感が消えない。

これが他人なら、いくら親しくしていたとしても自分の力の及ぶ範囲ではなかったと(比較的)割り切りやすいと思うのだけれど、身内……特に子供はどうしても「自分がもっとしっかり関わっていれば……大切にしていれば……」という思考から抜け出せない。

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