痛みに甘えているのかもしれない。

前回「秒で泣ける」と書いたのだけれど、実際娘のことを思う……思いかけただけでもう涙がにじんでくる。
息が苦しくなってくる。

「泣きたかったら泣いたほうがいい」とよく言われた。

確かに泣けば一時は楽になる。
というよりむしろ気持ちがいいくらいで。

それと同時に、なっていいのか、楽に? という思いも湧いてくる。

泣いて楽になることが癖になってないか?
もっと苦しまないといけないんじゃないか?

………私が何をしようが、もう、これ以上ないくらいきっぱりと
終わってしまったことは覆せないのに。

まあ、その理屈で言ったら、私が毎日楽しく過ごしたからって
やっぱり娘にとっては何の意味もないんであの子のことなんか
忘れて、思い出さないようにして生きて行ったって同じ事なんだけれど。





涙活なんて言葉クソだ。

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