24/7

何が正しいのか分からなくなってしまった。

表向きでは「永遠」といい続けているけれど…。終わりが来るのは分かっているんだ。でも、認めたくない自分がいて、みんなはもうその覚悟は出来ているんだろうか?

どんなに仲がよくても、家族のように大切に思っていても、奥深くまで分かり合うことはできない。仲よかったのが数十年でも、終わるのは一瞬。悲しい、いなくなるのが怖い、嫌だ、続けていたい。そう思っているのが自分だけだったりして…。

それなら隠してしまえばいい。心の思いすら無くしてしまえばいい。そしたら、みんなの気持ちに従えるから。

全てを口に出すのは危険だ。それは長年の経験で分かっている。僕の中では自分のキャラじゃないことはあまりしたくないし、話したくない。

人の気持ちが痛いほど分かる。詳しくは語らない。良い人は良い人でいて欲しい。悪い人は悪い人でいて欲しい。

僕はみんながいなくなる前に「もう、準備は出来ているよ。」という素振りをする。「もうみんながいなくても十分に、そして幸せに、生きていけるよ」って心配をかけないように。最後の感謝というか、「幼かったあのときから、もう十分に成長して一人立ちしなくては行けなくなったよ。自分の未来を考えなくちゃね」って表向きではそういうしかない。

でも、「ずっと幼いままでいたかったな」とか「みんなでまだ一緒にいたいよ」とかしょうもないような、子どものような言葉が連なり、連なって僕の心を痛めつけて、そして殺していく。

「もう大人だよ。」その一言で片付けられる物じゃ無いんだ。あの幸せや苦しみは

「もう終わりだよ。」その一言でも片付けられない。

本音を言うと、まだ僕は一人で立っていられない。成長していく大人になったみんなを見て、変わらなくてはと感じてしまった。

僕達は変わってしまった。最初の時の気持ちも今の気持ちも変わっていないと思っていたのに…。

だから僕はみんなが消えてしまう前にByeと言って、とても重い鉄の足を一歩ずつ毎日進めている訳だ。

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