自閉症スペクトラムの息子のインチュニブ投薬について
発達障害の診断を迷った理由の一つに
「薬を飲むのは余程重度の人だけだろうな・・」
「そもそもテンションや気持ちのコントロールが薬でできるの?」
という疑問と思い込みがあったという理由もあります。
そして、気持ちをコントロールする薬という部分に不安を感じ本当に子供に飲ませて良いものなのか?という考えもありました。
この記事では、実際にインチュニブの投薬で長男はどう変わったかを説明します!
結論!インチュニブで効果を感じている!
結論から申し上げると、そう・・我が家は高い効果を感じています。
その効果の高さから薬への抵抗感はあっという間になくなりました。
「子育てって基本苦行だわ」が「え?子育てって幸せ・・・・」
と変わり、ホンワカできるタイミングが激増しましたね。
投薬までの流れとインチュニブについて
自閉症スペクトラム・ADHDの診断名がつき、学校でのトラブルや本人が生きにくさを感じているという部分から、投薬治療を開始することを勧められました。
【インチュニブの作用】
アドレナリン受容体に作用して脳内の神経伝達物質の働きを調整し、多動性障害・注意欠陥を抑える
【インチュニブの副作用】
・傾眠・血圧低下・頭痛・口渇・めまい・倦怠感・息切れなど
軽度かどうかまでははっきり言われていませんが、普通学級に通えてなんとか生活ができているのだから重度ではないだろうと思っていたので、そのレベルでも簡単に投薬治療が始まることにも驚きました。
実際に感じたインチュニブの副作用
副作用は投薬後翌日から現れ、日中の眠気と夜はだらだらと横になることが増えました。
担任には細かく状況を説明していたので、どうしても厳しいようなら保健室で休ませてもらうようにお願いしました。それでもウトウトしながらも教室で頑張っているようです。
その副作用も1週間を経過する頃から少しずつ軽減されているようで、ちょっと安心しましたね。
実際に感じたインチュニブの効果
通常投薬開始1週間後くらいから効果が出ますと言われていたのですが、翌日から「キレる」という状況が激減しました。
性格が変わるというのは大袈裟な言い方だけど、今まで一瞬で火がついて爆発していた導火線が、なかなか火すらつかない感じです。
投薬開始後1週間くらいすると、怒りを一瞬現すことがあってもすぐに鎮火します。
例えば、妹に嫌なことを言われた時・・
今までなら「何だと!?」その後、暴言の嵐や地団駄・・
今は「何だと!?」・・・・「もういいや」別の話題
出だしのカチンっという感情は抑えられないようですが、この「もういいや」は今までに聞いたこともない言葉です!
他にも、今までは1問間違えるたびに怒りを抑えられなかった勉強も「そっか」と間違い直しができることが増えました。もちろん100%とまでは行きませんが大成長を感じます。
何より、5分も経てば喧嘩になり悪かった兄妹ですが、2人で笑いながら何時間も遊ぶようになり「楽しい!」や「今日も楽しかった」と話す2人を見て感動しました。
そして、自分の意見を素直に話せるようになりました。
今までは話してくれなかった心の内の話や「本当はこう思ってた」ことなどを、とても穏やかに。
これが本来のこの子の性格だったのかもしれないと思うと、自分の性格が分からなくなるほど衝動や感情に振り回されていた本人の辛さが感じ取れて、親としての自分の力不足に責任を感じて何とも言えない気持ちになります・・。
【インチュニブ投薬で感じている効果】
・怒りが長引かない
・怒りが抑えられることが増える
・怒りで我を忘れないようになる
・間違いを認められる
・自分の意見と違う意見を認められる
・自分の気持ちを説明できる
・夜驚がなくなった
今後の治療について
インチュニブの効果はもちろんですが、これからの投薬にも個人差があり、今後のことは現段階では分かりません。
早ければ2~3年の投薬で他の子供と同じくらいに成長することができたり、衝動性が薬で抑えられる間に物事の考え方や方法のコツを掴むことで薬を卒業する子供が多いそうです。
そのタイミングや判断方法については、今度聞いてみようと思います。
たった半月でこれだけの効果を感じているので、今後もっと長男が心穏やかに過ごせるのかと思うと、本当に投薬を開始して良かったと思っています。
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