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忙しさで敢えて思考停止させるのは悪いことではない

最近とにかく舞台の稽古が忙しく、なかなかpodcastの更新もできていない。

稽古が土日両日、朝から晩まであることが多く、今は自分の自由な時間がほとんど持てていないのだ。

平日夜だけはなんとか友人とのご飯などに活用したいが、一人暮らしのため日々の家事を回したり、
稽古で使うものの買い出しに行ったり、となかなか忙しく過ごしている。

おかげで、夜は入眠に向けて特別何かしなくても、疲労で倒れるように寝ている。

こうして舞台に打ち込んでいると、ついこの間まで自分の中にあったような、余計なことを考える暇がなくなる。

もちろん準備期間は辛いこともたくさんある。
舞台制作の現場は、観客として想像していた数倍ハードだった。

アマチュアの団体として、目指すレベルがとにかく高い。

周りのメンバーの熱量の高さになんとかついていかなければならないと言う焦りが正直ある。

自分は多少これまで舞台をやってきたと言う余裕が最初はあったが、今ではスミマセン、ぶっちゃけ、ついていくのに必死です。。

また、自分以外は全員同じサークルの出で、互いに親交がすでに深い環境で、完全・アウェイな自分が居場所を作るにはどうしたら良いかも常に考えている。

加えて20曲近いナンバーの振り付けの確認、役者の衣装メイクで手直ししなければならない箇所や、布の裁断を週5で仕事しながらいつやるか?セリフの言い回しで注意されたところはどうやって直すか....などなど。

おかげさまで、年明けから悩まされていた漠然とした寂しさや不安、自分の価値がわかりません......みたいな感情が、今はあまり感じられない。

要するに暇だったのだと思う。笑

体力的には本当に限界だけれども、私は定期的にこうやってハードな環境で舞台作りをやらないと、余計なことを考えてしまう。

あまりにハードすぎて、企画に参加したことを一瞬後悔するシーンもあったが、これに参加していなかったら今...と考えると、恐ろしくすらある。

原因で揃って踊れた時や、眉毛が上手に描けた時、周りの仲間が賞賛してくれる、賞賛し合う。

寝る時間を少し削ってでも、衣装を作ってくれる人がいる。音源を作ってくれる人がいる。稽古場予約をしてくれる人がいる。

誰1人適当な人はおらず、みんなで1つの本番に向かって頑張っている。

この環境に居させてもらえると、
家と職場と(コンテンツを享受する系の)趣味を往復するだけでは満たされないところが、だいぶ満たされるものがあるなぁと感じる今日この頃。


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