自分が婆になるまでに戦争を経験するんじゃないかという焦燥感
いくらなんでも最近、ざわざわするニュースが多くないか。
・防衛費増額(選挙の結果を見て予想はしていたけど)
・謎の共同通信のこの記事(これってこの記事以上の情報出てないんでしたっけ、すごい気持ち悪くないですか??)
・はだしのゲンを平和教育の教材から削除というニュース
・改憲に向けた動き
私は自分が婆になるまでにまた日本はむごい戦争をやるんじゃないか、という漠然とした不安を数年前から抱いていた。が、ここ一年ニュースを見ているとあまりに明確に突き進みすぎているようで、めまいがする。
大袈裟だろうか?少なくとも、軍縮や、平和への第一歩である差別をなくすための人権教育が進んでいるようには見えない。
もしかしたら本当に戦争が来るのかもしれない。もちろんギリギリまで反対訴えていくつもりだが、実際に戦争を止められなかった歴史がある。
自分の生まれた国を見ていると、生まれた時から不景気だと言われ、給料は上がらず、少子高齢化だし、食料自給率は低いし、明らかに衰退へ向かっている。同性婚やリプロダクティブライツなども、同じグループに属していると信じていた諸国からは遅れまくっており、何らかの力によってダラダラと実現しない。
客観的に見ても、なんかすごく弱そうだ、と思う。
でも政治は、世襲やあらゆる団体、経済界からの支援を受けた均質な中高年男性たちが相変わらずになっていて変わる気配は無い。
若い世代がいくら嫌だといっても数では圧倒的に負けるわけだし、所有している財産も少なく、本当に社会的に力がないなと感じる。また若い世代でも問題意識を共有できているわけではない。
私たちの周りにはそういった問題を考えなくて済むように、たくさんの娯楽が用意されていて、なんとなくきな臭い空気を感じながらも、推し活オタ活、または自分磨きに没頭していれば考えなくて済むし、自己肯定感も上がる。
この不穏な動きを止める事はできないのかもしれない。またしても。それで後世(あるんか?)にこうして戦争を止められなかったんだよと語り継がれる。私たちは、愚かな市民として歴史の教科書に載る....
最近は本当にほんとうに、まずい方向に行っているのかもしれないと思い始め、せめて公開を減らそうと生き急ぐように毎日を生きている。
やりたい事は、なるべく後回しにせず、全てやるようにし、仕事と睡眠以外の時間はなるべくやりたい活動に費やしている。
もちろん、今の若者の多くと同じように子供は持たないつもりだ。そんなお金のかかること、こんな将来が不安な状況でできるはずがない。それに、こんな先が見えない世の中、いつでもひょいと逃げられるように身軽でいるほうがいいに決まっている。
「少子化は、若者のせいだ。産める体を持っているのに産まずにいるやつらのせいだ」と批判されても、じゃぁ産みたくなる環境を作ればよかったじゃないですかと言い返すだけだ。
私たちは、好景気に浮かれていた時代の親たちの話を聞きながら、「ああ、自分たちが踊りでたときに、すでにピークは終わってたんだな」と、虚しさを抱えながら生きてきた。ただでさえ、それなのに、私たちには日常生活をすべてコントロールされる、ああいう戦時下まで与えられるのか。最低の置き土産すぎる。
道を歩いている楽しそうな人たちや、友人のどこで何を食べた、といったストーリーズ見ていても、この人たちも戦時下に置かれたらみんな狂ったように国のためにと突き進んでしまうんだろうか、それともさすがにやばいと気づいて声を上げるんだろうか、とたまに考える。
グダグダのコロナ対策や、見栄と利権にまみれたあのオリンピック、国葬の強行、一部の人は抗議声を上げていたけど、結局私たちの声を反映されなかったし、成功体験を得られていない。こういうものすら止められない私に、ちょっと見るからに戦争のできる体制へ突き進む政府を止めることができるのだろうか。
ちょっと厳しい気がしている。
私はこれからもできる抵抗を続けながら、でもメンタルは守りつつ、自分たちに残された言論と思想の自由が許される世界・わきまえずに振る舞える時間を精一杯楽しみたいと思う。
そしてこのブログがただのネガティブな26歳のつぶやきだったね、と後になって笑い話になっているといいなと思う。(ならなかったらきっと消されてるでしょうねw)
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