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黒バナナの調理法

バナナをなんとなく買ってしまう。そんな癖がある。

セブンイレブンに行ったときも、お惣菜コーナーの手前にあるバナナを見ると、さっとカゴに入れる。朝ごはんが時間がなくて食べられないときに便利かもとか、食欲がないときに「バナナだけでも・・」て感じで食べるのに備蓄になるかもなどと思うからだ。

しかしご存知のように、そんな悠長な理由を満たせないほど、バナナは日持ちがしない。そのため毎度、冷蔵庫で忘れられていたバナナが皮が黒っぽくなって沈黙しつつ横たわっている。

悲しいことに、黒っぽくなってしまうと食べる気がしなくなる。しかしバナナさんに申し訳ないと、皮をむいた後、ラップで斜めにクルクル巻いて冷凍庫にポンと入れておく。凍ったバナナをアイスみたいに食べようと思うからだ。そしてそのまま数ヶ月。かちこちに縮んで、黄茶色っぽく変色したバナナはやっぱりもう食べないのだ。

このGWにわたしはこのバナナ週間を大変反省した。実はただいま1本、冷蔵庫の一番上段にいるのだ。

こういうときに、インターネットは助けになる。ほんとよい世の中になった。「黒っぽくなったバナナのレシピ」で検索する。

すると、やまでらくみこさんのホームページに、『焼きバナナのフライパンレシピ。風邪予防に効く簡単おやつ。』があった。

その情報によれば、「バナナは黒く熟成させると、疲労回復効果がとても高くなる。代謝を活性化させる酵素の量が大幅に増えるから。」とのこと。もし友人がたまたま家に来て、冷蔵庫の中をみて黒バナナを発見されても、「これはわざとやねん」と言えるのではなかろうか。黒の度合いにもよるけど。

作り方は簡単だった。

グラニュー糖適量を、フライぱんにひき、縦に半分にカットしたバナナを裏表2〜3分焼くだけ。

人生でバナナを縦半分にカットしたの初めて。新鮮。

グラニュー糖が何かわからなかったので、これまたインターネットで調べたら、とにかく白かった。うちにあるのは茶色いので明らかにちがう種類だったが、ここはまあいいやで、茶色い砂糖を使った。料理ではこのような自己判断が失敗のもとである。

でもおいしかった。これでとにかく、黒バナナをさらに凍らせて数ヶ月おき最後はさよならする習慣からは脱せられると思う。


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