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術後、一年たちました

2022年2月、我が家は栃木県日光に家族旅行に行って来ました。
お正月に家族が揃った時に、たまたま最近旅行行ってないよね〜、次に家族が揃うのはいつかなぁなんて話が出て、この2月下旬なら合わせられる!ということで、トントンと決まったのでした。

子供たちは二人共春からは大学生。
あちこち回って観光して遊んで!というよりはちょっといいお部屋と温泉で寛ぎ、心も身体もゆっくり休めてエネルギーをチャージしたいという癒しメインの旅プランをたてました。
もうこういうコンセプトで家族旅行に行けるというのも感慨深いです…。

絵を描くのが大好きな娘からのあったかいエール

私の中ではこのメッセージを実現する旅でした。
ちょうど1年前の2月下旬に私は予定通り手術を受け、約一か月の療養期間を経て仕事も復帰し、少しずつ階段を登るように日常生活に復帰してきたのでした。
その入院前後の話をまとめようと思ったのですが、その日その時にその都度感じたことを投稿したInstagramが私の想いそのままだなと思ったので、よければそちらもご覧下さい。

今回泊まったお宿は中禅寺湖のすぐ目の前にあり、お部屋のすぐ目の前に湖と雪景色の男体山という稜線がなんとも美しい山がそびえ、滞在中はずっと雲ひとつない青空が広がっていて、静かに静かに時間だけが降り積もる、心が浄化されるような風景がずっとそばにありました。
中禅寺湖は標高1269メートルと国内でもかなり高地にある湖で、空気もとても澄んでいる気がするのです。


この眺めと空気感、ほぼ貸し切り状態だった温泉と、地元の素材をふんだんに使った丁寧なお料理…

これらをひとつひとつ、ゆっくり味わって過ごしていると、いかに普段はこれができていなかったかに気付きました。いつも頭の中は少し先のことを考え、あれをしなきゃ、これもしとかないと…って心が『今・ここ』にないのです。

『ひとつひとつ目の前のことをゆっくりやること』これがもたらす幸福感たるや✨✨
食べることひとつでもそれだけに意識を向けられる状態で食べると、これが自分の一部になっていくありがたいものだなあという気持ちになります。そしてしっかり自分にエネルギーが入る気がするのです。

今回の旅ではこれをかなり実感しました。

できないと思ったら〝できない〟が叶う。
できると思って意識すれば行動が変わる。
なかなか日常生活で旅先のようにはいかなくても、今を味わえるのは今この時だけ。
この日常生活こそを幸福感で満たしたい。

病室にいた1週間はいかに日常生活がありがたいものなのかひしひしと感じずにはいられませんでした。いろんなことが『当たり前』になっていないか、一年たった今、またあの時感じたことを忘れないように、『今、ここ』にあることを感謝して
暮らしていきたいと思います。

神さまとの答え合わせはまだまだ続いているのです。



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