笑顔には笑顔を返そうと思う話。

　こんにちは、スミレです。

　春休みボケもすっかり消え失せ、毎朝都会の人混みにもみくちゃにされ慣れてきた今日この頃。
　慣れは余裕を運んでくれますが、その余裕によって生まれた元気がネガティブな方向に突っ走ることも多々あります。満員電車に乗ると心が荒む……奇跡的なバランスで保ってたメンタル良好状態が揺らぐ……睡眠に難があると余計に……。

　落ち着くのよスミレ、早まってはいけない。焦って自分を追い詰めるのは大変によろしくないわ。
　気分に波があるなんて当たり前なんだから、心地よい調子まで戻ってくるのを座して待つのよ。

　というわけで、その間どうやって過ごしていようかな、と考えていまして。

　結論から言うと、笑顔を向けられた時だけはちゃんと笑おう、です。

　というのもですね、気分に波があるなんてそりゃ当然なわけで、それは自分も他人もおんなじじゃないですか。
　いつも笑顔で授業をしてくれる先生も、いつも笑顔で声をかけてくれる友人も。見えてないだけで、その胸の内では心の海に嵐が訪れているかもしれない。
　専門学校では幸運にも笑顔多めな環境にありつけましたが、だからこそ辛いということを吐き出せないケースだってあると思うのです。

　私の周りにいる人たちがどんな心模様をしているかなんて分からない、何せ自分の心模様すらたまに分からなくなる。
　でも反射的に、嵐に見舞われた心が穏やかになるように何かしてあげたい、と思うのも本当。

　さてどうしたもんか、自分ならどうするだろうか。
　考えてみた結果がコレ。

　心の中に出現したバミューダトライアングルに巻き込まれても、対人になるととりあえずで口角上げて「大丈夫」と口走りがちな私。
　だって飛行機（他人の気分）絶対落とすマンにはなりたくないからね。
　自分がしんどい時ほど、誰かの笑顔を見たくなる。自分の言動で穏やかに笑ってくれるのであれば最高に癒される。

　なんとか頑張って、笑顔を引き出そうとする。そのタイミングで相手から邪険に扱われたら、泣ける。あるいはイライラしちゃうかも。
　別に見返りを求めているつもりはないのですが、ほら、あくびって移るじゃないですか。あの感じで移ってくる感情が苦手なんですよ、怒ってるとか、怖がってるとか、疑ってるとか、そういうのが特にダメ。自分の中で何倍にも増幅されては飲み込まれるから。

　もし目の前にいる人のそれも、頑張って捻り出した笑顔なのだとしたら。誰かには笑ってほしくてそうしているのだとしたら。

　私は、「その人のおかげ」で笑顔になりたい。
　心に訪れた嵐を直接鎮ませることはできなくても、それを隠した上での空元気が報われるという特効薬なら作れるから。

　それに、昔、国語の教科書でこんな話を読んだんですよ。
　楽しいから笑うこともあれば、笑うから楽しいこともある、みたいなやつ。確か、口角上げたら鼻の穴が広がるとかなんとかで。脳みそに近いところの血管が、空気で冷えるとかなんとかで、なんかいいらしい。
　う〜ん、ダメだ、全然覚えてないや。

　体の方を動かして、「今絶賛ポジティブだぜ」って脳みそを騙す的なあれです。ワンチャンこの効果も見込める気がする。

　自発的に笑顔をキープし続けるのはキツいだろうけれど、せめて目の前の誰かが笑顔で接してくれている時だけでも……というわけでございます。

　また上手く眠れなくて心の余裕がないかもしれないけれど、明日はとにかく笑顔を意識しようと思います。
　いや、明日だけと言わず毎秒そうなれるのが理想？まあぼちぼち頑張ります。

　ここまで読んでくださりありがとうございます。