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若きウェルテルの悩み(ゲーテ)
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読了
ゲーテの実体験をもとに執筆され、1774年に刊行された小説ですが、250年経っても色あせない。
青年ウェルテルが婚約者のいる女性シャルロッテ(ヒロイン)に恋焦がれて、叶わぬ思いに身を焼き尽くしてしまう。
そのシャルロッテの婚約者は、好青年でウェルテルの友人でもあった。
一度は身を引くウェルテルだったけれど、彼女を忘れることなどできない。
シャルロッテがウェルテルをどう思っているのか、最後の最後になって判るが・・・。
ゲーテの実体験をもとと言うことで、もし、ゲーテとシャルロッテが結ばれていたら、この作品は生まれてなかったでしょう。
そして作品は、250年の時を越えて、終わらないシャルロッテへの愛の告白だよね。
後に現実世界でゲーテと出会う女性たちリリー・シェーネマンや、妻となったクリスティアーネは、この「若きウェルテルの悩み」という作品をどう観たのだろう? 気になるところです。
名作と言われる文学小説って、読んだ後、時間が経つにつれて胸に重くのしかかってくる。
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