キナリ杯に応募したら、noteという大海原の楽しみ方を会得した


1.憧れの人の面白いって言葉に嫉妬して見に行ったらお祭り会場に辿り着く


そもそも、何故、私がキナリ杯に応募したのかといえば、岸田さんにラブレターを書きたかったからだ。

話は、私がTwitterでキナリ杯を発見したときに遡る‥

私のTwitterアカウントはフォロワー2人(FXをひたすらオススメしてくる人と、世界中を旅してる人)、フォロー423人のコソコソアカウント。いわゆる、見る専である。見る専の私はあらゆる素敵な人をコソコソフォローしている。その中の一人が、サディこと佐渡島さんだ。佐渡島さんはコルクの主催者で、天才編集者で、Tシャツが可愛い。

そのサディが、キナリ杯についてツィートしていた。
そのときのツィートが

岸田さんがやると何でもお祭りだな

ってやつ。

え?祭り‥?岸田さんって誰?
サディに面白いと思われている人に嫉妬しながら岸田さんのアカウントに飛ぶと、
そこには、ワッショイ!ワッショイ!とお神輿(キナリ杯)を担いでいるお祭りお姉さん(岸田奈美さん)がいた。
え、本当にお祭りしてる‥!

私はお祭りが好きだ。
田舎で生まれ育ったので、お祭りは一大イベント。参加しない理由がない。

そこで、すっかり嫉妬心を忘れ、お祭りお姉さんについて行くと、お祭り会場は、noteってところだった。
せっかく楽しい気持ちで、こっそりお祭りお姉さんについて来たのに、正直戸惑った。
私はnoteが苦手だった。

スキの正しいやり方がわからないってnoteで特別賞とった方が言ってたけど、キナリ杯以前の私にとって、noteはまさに暗い海に手紙を書いた瓶を投げ入れるような物だった。
二回くらい記事を投稿したことがあるけど、海が暗すぎて挫けだ。投げ入れた記事にハートをつけてくれた方もいたけど、FXのコツばかり教えてくれそうなったので戸惑った。


2.岸田さんのことも好きになってしまい、ラブレターを書く

そんなわけで一回祭り会場を後にしたんだけど、日に日に祭りが盛り上がり、ジャンカジャカイケてる人たちが参加し始め、祭りがTwitterイケてるプレイスになって来た。
しかも、お祭りお姉さんが怖くない人だと分かって来た。スイスイさんが書かれてたけど、私も、スズメバチルンバや、自由が丘アラカン話で、愛と思いやりに溢れるおもしろおねえさんということが分かり、すっかりお慕い申し上げてしまった。

岸田さんが免許を取れず苦しんでいる時はちょっと泣いた。心の中で分かります、私も苦労しました‥と話しかけた。そんな感じで1ヶ月くらい、岸田さんに心の中で話しかけ続け、思い切ってお手紙書いてみよ!という気持ちになった。

エイヤーで、こっそりキナリ杯に応募した。

いろんな記事を考えたけど迷って迷って、岸田さんと、もしひょんなことから飲み会で遭遇して、ちゃっかり仲良くなって、そのあと二人っきりでオシャレなカフェに行ったら聞いて欲しいこと、という基準で選んだ。

皆の為に書く話なんて、いつでも書ける。でも、お慕いしている方に渡す手紙は、例え皆に届かなくても、心の一番透明なところをさらけ出すべきだと思う。

こっそり、というのは、知り合いには一切言ってないということだ。何故ならば、めちゃくちゃ個人的な思い出話になってしまったから。
文書に自信がない上に、高校生の頃拗らせた恋を清算できず、挙げ句の果てに死について考えた暗い話だったからすんごい恥ずかしかった。しかも、恋空を読み返した影響で前半ポエムになった。だから、仲間内で、キナリ杯の話題が出ても、キナリ杯?存じません♡って感じの澄まし顔で通した。

そんな孤独な瓶詰めのお手紙は、キナリ杯のハッシュタグが真っ赤な風船みたいに目印になって、瓶の在り処を皆に伝えてくれた。そして、自分史上一番多くのハートをもらった。すごく嬉しかった。
ちなみに、嬉しくなって別の記事を書いたら、海に沈んでった。
キナリ杯のハッシュタグ恐るべし‥

3.ラブレターは届き、大海原で仲間を見つける


そして、待ちに待った、祭りの日、私のnoteは

選ばれなかった!!!!
でも、すごく楽しかった!

絶対選ばれてないって思いながら、もしかして、と思い、時間になったらサイトにアクセスする感じ‥

この感じ‥知ってる‥

ちゃおとか、なかよしのお便りコーナーにハガキ送った時に似てる‥!

渾身のイラストをハガキに描き、、ソワソワしながらカレンダーで発売日を数え、発売日にコンビニに行き、漫画をゲット!
そして、震える手で、お便りコーナーを探す‥

あのときの高揚感。
載ったことなんて一度しかないけど、出して、自分のハガキを探すドキドキ感。そして、なによりも、大好きな先生にイラストを通じで愛を送れるのが最高だ。

単行本とかで、お便りは全部読んでるよー!と先生が描いていればもう有頂天だ。神との交信に成功。

他の子の絵を見るのも楽しい。
トーンとか貼ってる子がいて、羨ましかったナァ
すっごい上手な子がいると、顔も見たことない誰かに心の中で称賛を送る、まるで戦友のように‥

今回も、そんな戦友?を沢山発見した。
岸田奈美さんにnoteを選んでもらう合戦で、受賞した人もすごくおもしろかったし、キナリ杯ハッシュタグを見に行って、沢山ハートをつけた。
いつの間にか、noteが暗い海じゃなくなって、よく見ると、近くに他の船も泳いでて、沢山の人がこちらに手を振ってることに気付いた。


4.どうしても伝えたい愛と感謝

そういえば、岸田さんは見た記事にハートをつけてたけど、つけられなくなってしまったらしい。そして、それを不満に思っている人がいるらしい。
私には、全然問題ナッシング。
わたしもハートついてないけど、岸田さんとは心で繋がってるし、(だから、岸田さんが私のnoteを読んだ時、シックスセンスで分かった)
受賞を逃した理由は、岸田さんが秘蔵っ子として将来私をデビューさせるためだと分かってるので大丈夫だ。
何よりも、自分自身も何かが良い方向に変化した。誰にも打ち明けられなかった気持ちを書いてスッキリして、一歩前進した気がした。

それに、岸田さんは、お神輿を最前列で担いでる人だ。
物凄い量のnoteを読み、物凄い量の書評をしてくれた。すごく盛り上がってるお祭りを、熱気の中心で一人で盛り上げてくれてる。
熱気の中にある人は美しい。
その美しさを同じ祭り会場で、参加者として見れるだけ、オツなのだ。

だいたい、沢山の人に読まれるのは良いこととは限らない。私は中学生の時書いたラブレターを回し読みされて傷ついた。本当のラブレターは一番読んで欲しい人に伝わることが大切なのだ。

ワッショイ!
また、みんなでお神輿担ごうね!

#キナリ杯
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#岸田奈美さんに圧倒的感謝
#最高の夜
#ワッショイ

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