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かくかくしかじか〜三輪山・室生寺・龍穴神社①〜

2017年2月7日
この日、わたしは普段の自分には出来ない様な事をしでかしました。
一日にして山登り、山奥の神社、お寺さんをお参りしたのだ。
今思っても、神がかっている…いや、仏がかっている。(注 当社比)

本来、1日にいくつもの予定を組み込むのが苦手なわたし。
だけどこの時は、「なるべく交通費を抑えたい!」と言う、ドケチな思いから、1日に3つの予定を組み込んだのだ!それはそれは念蜜にタイムスケジュールを組んで。

まず、朝6時に起き、出発。
桜井市にある大神神社へ。
ここはすでに三度目くらいの参拝。
日本で一番古い神社と言われている、日本屈指のパワースポットだ。
その大神神社は、御神体が「山」とされているのです。(そのため本殿はなく、拝殿のみが設けられている)

今回はその御神体である「三輪山」に登らせていただこうと参拝に来た次第。

(こちらは二の鳥居になるのかな?大鳥居はゴジラ級のでかさです。)


その三輪山はとても神聖な場所なので、守らねばならぬことは沢山あり、また山が神様自身であるので、軽い気持ちで入山は出来ないなーと思いタイミングを見計らっていたのですが、
(さっき交通費とかセコいこと言っていましたが…)

その前に、気になることがあり、
密かにこれも本日のミッションの一つでした。

それは、大神神社にある、門外不出の鳥居、「三ツ鳥居」を拝むこと!!!

三ツ鳥居とは、本来一つの鳥居→⛩が3つ重なってる出来ている、とても珍しい鳥居で、
拝殿の奥に御神体の山との結界として設けられていて、普通に参拝しても拝むことは出来ないのです。(もちろん写真、テレビには絶対に映せない。神社のHPに載っているけど…ちなみにサントリーの語源とも言われている。)

とっても、とっても神聖な鳥居なんです!

ですが、わたし
この三ツ鳥居、正式参拝した方しか拝むことができないと思っていて、毎回指をくわえていたのですが、前日にネットで「誰でも見れる」という情報をゲットし、大興奮していたのです!!

でも神社の誰に頼んでいいのか、わからない。
てゆーか、誰かに頼むの苦手…。
またまた指をくわえていたわたし。

でも、ここで逃したら次はいつかわからない!
(また交通費かかるし!)
思い切って、御祈祷受付にいた神職さんに話しかけてみたのです!

「あのぅ、あのぅ、三ツ鳥居が…」

「あ、三ツ鳥居参拝ご希望ですか?どうぞこちらにー」

申し込みはいとも簡単に終わりました。
むだに指がふやけただけでした。

そして神職さんに拝殿の中に案内してもらい、注意事項を聞き、さらにお祓いをしていただき、ついに三ツ鳥居とご対面です!

あいにく、正面の方からは、なんらかの事情で見ることが出来ず、回廊の端っこから覗き込む形でしたが、ついに三ツ鳥居を拝むことが出来たのです!

超感動!!!

じつは、この時までわたしは神社大好き御朱印ガールで、お寺より神社。仏より神。な人でした。
だけどこの三ツ鳥居を拝んだ瞬間…
ものすごい謎の多幸感に包まれ、

「我、神社好きのなにか、極めたり!」

と思ったのです。
何を極めたのかは、全く謎でしたが、
ただハッキリとそう思ったのです。

なんかすごーく満足しちゃったんですよねー。
本当に不思議な感覚。
その後の足取りもすごく軽くて、
神職さんにお礼をつたえ、
三輪山入山の手続きをしに向かいました。

三輪山はさっきも書いた様に、神様そのものがお山。
草一本持ち帰ってはダメだし、基本携帯電話やカメラも持ち込まないで、登ります。

受付では神職の方に、まーまー厳しい注意事項を受けました。(最近トラブルが多いらしい。)
山の入り口でお祓いをして、いざ入山!
登っておりて約2時間。
登山ほとんど経験ないわたしでも、まー行けるだろう!…と思っていたが…

うん、なかなかキツイ!

だれ?スカートでも登れるよ。って言ってたの。
途中白装束ではだしの人も見ましたが、
登山靴くらいは用意したほうがいいかも。
(わたしはノースフェイスのブーツでした。)

でも、そこは古代から守られて来た三輪山。
今まで見たことがない自然の姿が広がっていたし、まさに今、神様の一番近くにいるんだって言うのがとても不思議な感覚でした。

そして、ジャスト2時間で下山。
三輪山であったことは、下山後も慎むのがお決まりの様なので、このお話はここまでで^ ^❤︎

帰りにいつも立ち寄る三輪そうめんのお店で、あったかいにゅうめんを頂いて、大神神社を後にしました。

この時点でまだ午前中!
そして予定はまだまだ続く!

(三輪そうめんは激うまなので、是非!!)

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