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かくかくしかじか~浄瑠璃寺・岩船寺②~

浄瑠璃寺から、岩船寺に向かいます。

浄瑠璃寺から岩船寺へはバスで行けまが、
だけど、バスを待つのがもったいないのと、石仏を見ながら山道を歩いていくルートがあったので、わたしはそちらをチョイス。
正直、超方向音痴なので不安もあったのですが…(人気もないし)
そんなわたしの心配を察知してなのか、とある民家の前にいた白い猫さんが、途中までガイドしてくれたのです(笑)
不思議なこともあるもんだ~。

(ガイドの猫さま。なぜかカメラにどんどん近づいてくる…)

不思議な白猫さんと別れて、ぐんぐん山道へ。
山道と言っても、急な勾配もほとんどなく、ハイキング気分で行けます。
周りにはほとんど民家もないのですが、ところどころにある石仏がなんだか日本昔話の世界みたいで、歴史やいわれを調べてみてから行くのもいいなと思いました。

そして、岩船寺へ到着。
こちらは、思ったよりコンパクトにまとまったお寺さんでした。
受付で拝観料を払って、いざ本堂へ。

岩船寺は行基さんが開祖と言われています。
行基さんは、奈良の大仏を作った方ですが、奈良からそうとう離れている我が街にも、行基さんがひらいたお寺がたくさんあります。
空海さんもそうだけど、どれだけ行動範囲が広いんだ!と毎回驚きます。

本堂は、外から見るとそこまで大きく感じなかったのですが、中には立派な阿弥陀如来像さんが!こちらのご本尊さんです。約3メートルほどあるそうです。立派すぎ!
こんな立派な仏像が山奥にひっそりとたたずんでいるってなんか不思議。
ここまでたどり着いた人にしか会えない感動なんですよね。

しかし、わたしが岩船寺で心惹かれたのは、普賢菩薩像!
(こちらは空海の弟子で、甥の知泉が作ったとされています)
普段は普賢菩薩は文殊菩薩と対になって、釈迦如来像の脇侍として活躍?している普賢菩薩さんですが、こちらでは普賢菩薩さん単体でいらっしゃいます。(とても珍しいことだそうです)
なぜこの普賢菩薩さんに心惹かれたかと言うと…
普賢さんは白い象に乗っているのですが、その象が…

悪い顏してるんです!

(パンフレットより)

先日聞いた話だと、この象さん、鼻でつかんでいるお花を一度盗まれたことがあるらしく、それからこんな悪い顏になったとか…お酒の席で聞いた話なので真実のほどは分りませんが(笑)
とにかくわたしはこの象さんが好きです!

浄瑠璃寺、岩船寺とめぐって、この日の国宝仏ツアーはおしまい!
奈良からほんの少し来ただけなのに、すごく遠くに来たような気分でした。
こんな世界が隠れているから、日本ってほんと面白い!


奈良21日目に行った場所
・浄瑠璃寺
・岩船寺


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