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かくかくしかじか日記~法隆寺~

2017年2月6日

奈良で、初の2連休!
もちろんぼーっとなんてしてられません。
初日はまず法隆寺に伺います。
聖徳太子、そして、世界最古の木造建築物、
柿食えば鐘がなるなり法隆寺です。


修学旅行で京都・奈良を経験していなかったわたしにとって、
法隆寺もまた未踏の地でした。
教科書の写真でしか知ることの無かった法隆寺。
なんだかすごく大きくて、とってもにぎやかなんだろうな~とホワンホワンと想像していたのですが、
到着してみたら、時期的に修学旅行生もおらず、静まり返っていて、
若干拍子抜けでした。
また表にある、中門が修復中だったせいもあり、なんだか思っていたより小さく、ちょっぴり地味だなぁと思いました。(世界遺産にすみません…)

地味って…そりゃそうです!だって飛鳥時代のお寺ですもの!
とても古くて、金も色も残っていないものばかり!
これだけのものが数えきれないくらいの年月、この場所にあり続けたのですからねぇ。

(法隆寺五重塔にある大鎌。)

さて、貸し切り状態の法隆寺。
受付を通る前から、なんだか気になるものがありました。
なんにもないよーな場所が囲われていて、まるで神様を祀っているかの様なその場所。
受付の方に聞いてみると、「伏蔵」というものらしい。

なんでも、もしこの法隆寺に万が一のことがあった場合、
この伏蔵に眠っているお宝を掘り起こして、修建するようにと、残された宝蔵。聖徳太子の遺言で設置されたものらしいのです。
そして、法隆寺内の3か所に伏蔵があるそうなのです。

ふむ。法隆寺の七不思議の一つですね。
3つあると聞いたからには、ほかの2つも見て帰らねばならない。
わたしは、教わった伏蔵の場所を、場内図とにらめっこしながら探しまくりました。

(大講堂。この日は風が少し強かった。)

しかし、そこは方向音痴で注意力散漫なわたし。
全然さっぱりわからない!!
地図なんて読めないもの!!
そんなわけでウロウロうろうろ。。。
法隆寺に来て、伏蔵ばかり探していて、挙動不審だったのでしょうか…
金堂内にて、わたしのことをちょっと怪しい奴っぽく見ている法隆寺職員のおじさんを発見。
修学旅行生もおらず、暇そうだったので(失礼)
「すみません、伏蔵ってどこですか!」と聞いてみる。
職員のおじさんは、ちょっといぶかしげにしつつも、わたしを金堂内にある伏蔵の見える場所まで案内してくれたのです。
2つ目の伏蔵は、金堂の東北の角にありました!

3つ目の伏蔵は、建物の中にあってみることは出来ないそうです。

ちなみに、その職員さんに聞いてみたところ、
法隆寺の伏蔵はまだ誰も開けたことがないそうです。
「ほんとに入っているの??」と喰い気味に聞いてみるものの、
「まぁ法隆寺が一大事を迎えないと、それは分らないよね。」とのお返事。
法隆寺に一大事なんて起こってほしくないし、でも伏蔵の中身は気になるし…なかなか歯がゆいお宝ですねぇ。。。と職員さんとしみじみお話をしました。

そして、そのまま金堂のご本尊さんの説明などを受け、
(こちらも大きくはないものの、素敵な飛鳥仏さん。アルカイックスマイル!)散々職員さんを独り占めをさせていただきました。
若干職員さんが引いていたような気もしますが、こうやって現場で働く人のお話ってやっぱり一番面白いんですよねぇ。

そのあとも、境内をくまなく散策。
やっぱり世界最古の木造建築とあって、回廊の柱の一つ一つが素敵。
細かな部分、一つ一つにも味があって、人もいなかったので写真を撮りまくることが出来ました。

(柱の一つ一つが素晴らしい、回廊。)

法隆寺は、奈良市内からちょっと離れた場所にあるので、ゆっくり見るには、しっかりとお時間を作って向かうのがお勧め!

ちなみに、法隆寺の夢殿のすぐ近くに超イケメンの弥勒菩薩をお祀りしている中宮寺というお寺があるそうなのですが、わたしはこの時その存在を知らず、伺うことが出来ていません!
いつか必ず再度お参りに伺いたいと思っています!!

そして、法隆寺のある町…斑鳩って名前がかっこいいですよね♡


12日目行った場所
・法隆寺


#奈良 #一人旅 #フリーアコモデーション #日記 #法隆寺

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