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1-14 差別・イジメの対処法

\まったく面倒くさいやつはどこにでもいる。だが、まともに怒ったら、まさに連中の思うツボ。かといって、無視するのも、自虐的にちゃかすのも止めた方がいい。正々堂々と、仕事の結果で立ち向かおう。\

 どこの国でも、子供は「悪い言葉」から覚える。ブス、ハゲ、デブ。だが、子供は、じつは、何がブスなのかなど、わかっていないのだ。ただの音の羅列。イヌ、ネコ、パン、ブス。人にイヌ!と言っても、何も起きない。だが、パン!と言うと、なぜかパンが食べられる。そして、ブス!と言うと、相手が怒る。これがいちばんおもしろい。だから、なんどでも言ってみる。

 いい年をして、差別やイジメをするようなやつは、ガキだ。そいつが悪いに決まっている。だが、悪ガキに止めろと言って止めるわけがない。大人になって、そんなことを言うやつは、侮蔑しようとして言っているのだから、たしかにあなたが人として怒るのは当然だ。だが、あなたを怒らすこそ相手の目的なのだから、なにもそんな嫌なやつに、親切に期待に応えてやる必要はあるまい。しかし、黙って無視するのも得策ではない。黙らすために濫用されるようになる。まして、ほっとけ!などと漫才風に笑いをとったら最後。それこそ、おもしろがって、永遠に繰り返される。

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