行政書士が弁護士より下に見られる

世間の人から行政書士は弁護士より下に見られているという呟きがTwitterのタイムラインに流れていた。行政書士の集まりなんかでも耳にしたりすることは多い。「弁護士は私たちを見下している」とか。

そういうのってD、Fラン大の人が旧帝一橋東工大早慶より下に見られるって言ってるのと同じような気がする。下に見られて当たり前というか同じ土俵の上にそもそも立っていない。行政書士というのは法律系資格職以外を含む山ほどある職業の一つだし、弁護士は国の裁判システムの一環を担う役割だ。職業に貴賎なしということでは、対等の関係ではあるけど、弁護士さんの方が稼げることも世間が与えた資格に対する評価だと思う。

私自身は、この14年間も、そしてこの先も行政書士を続けていくだろうし、特に卑下もしてない。比較的簡単な試験で職歴ほぼなしの私を、同い年のMarch卒の平均くらいは稼がせてくれる使い勝手のいい資格に感謝している。ただ行政書士資格と弁護士資格を比べること自体が少し検討違いだと思う。例えばマンション管理士さんがその自分自身の資格を弁護士資格と比較してどうこう言ってるのを聞いたときに感じるであろう違和感を感じます。

もちろん、マンション管理士さんはそんな比較しないし、宅建士さんも、土地家屋調査士さんもしない。そもそも法律系の資格職業が特別なわけでもなんでもないわけだけど、普通の会社員さんも、「弁護士より下に見られる」とか憤ったりはしない。でも、行政書士の中には「弁護士は俺たちを下にみてる」的なことを言ったりする人がいます(ネット上でもリアルでも)、そういうのって「いろいろダメな人生だったけど行政書士資格で一発逆転だ!」的な人がある程度の割合でいるからなんだろうなと思っています(そしてそんな一発逆転はめったにおこらない。)私もダメな人生を行政書士資格に救われたクチですし、この職業に誇りをもってはいますが、冷静に客観視するように心がけています。

人に尊敬されたかったり、社会的に高い立場にたちたいという気持ちは誰でも持っていると思います、私も例外ではありません。それであれば資格そのものに頼るよりも、たくさん人を雇用したり、たくさんお金稼いでたくさん納税すればいいんじゃないかなと思います。現在進行形でお金を稼いでいるというのは、日本のどこにいっても通用するステータスの一つだと思います。〜まだ途中ですが公開しておきます〜



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