2023年のまとめ

2023年で買ってよかったとか新しく好きになったものとか一番良いと思ったとかそういうまとめ。

2023年に見たものなど
2022年のまとめ
2022年にの見たものなど
2021年のまとめ
2021年に見たものなど
2020年のまとめ

1.映画『首』

映画館で観て一番よかったやつ。

https://movies.kadokawa.co.jp/kubi/

北野武映画は「アウトレイジ」シリーズ以外観たことがない。「アウトレイジ」の1作目はすごく好きだけど、それ以外に印象がなかったのと、「時代劇もの」という自分が敬遠しがちなジャンルだったのでなんとなく目をそらしていたが今年一番「観たことを思い出す」回数が多かった。
首がバスバス切られたり、加瀬亮の演じる織田信長がキレ散らかしたり、絵の凄みが増すほど、実態としてやっていることのしょぼさや、色恋情念に振り回される男たちの哀れさが際立っておもしろかった。特に北野武が話しているシーンは映画サイズの盛大なコントで最高だった。
正直西島秀俊の演技が苦手だったので「西島秀俊が明智光秀か~」と思っていたが、この映画ではすごくよかった。
たぶんこの人はきれいすぎるんだろうな。首がしゅっと伸びていて、声がうわっと広がる感じがいろいろなドラマで観てくると自分には悪目立ちして見えてしまうことが多い。
この映画ではその際立つ美しさに意味があったんだろうな。最後にニッコリ笑うシーンも不気味の谷みたいな笑顔で、めちゃくちゃ気持ち悪いくらいきれいでよかった。

あとよかったな~と思ったのは『ジョン・ウィック:コンセクエンス』『リバー、流れないでよ』『アステロイド・シティ』あたり。


『ジョン・ウィック~』は「すごいキアヌ・リーブスがんばる~!」とか「真田広之かっこいい~!」とかきゃっきゃして観れた。1~3はタイミングを逸して自宅で観ていたのでそこまで気持ちが入らなかったが、やっぱりこういう映画は映画館で体験しないとだめだな、とも思った。
『リバー、流れないでよ』もじんわりよかった。『ドロステのはてで僕ら』のヨーロッパ企画だから100の信頼を持っていったけど、そのまま100だった。こういうループもの映画では「ループすることを楽しむターン」が絶対に入ってくるが、そのシーンが凄く眩しかった。
『アステロイド・シティ』はなんとなく難しくて、「もうそんなにウェス・アンダーソンは娯楽的な映画作らないのかもな」とも思ってやや眠くなった。ただ、ラストのタバコを吸いに外に出たシーンでオギーが女優と話したシーンは妙にぐっときたのだけ覚えている。
ウェス・アンダーソンならではの画作りはもちろん好きだったけど、それ以上にあのシーンだけが今でも思い出しては「あのシーンにたどり着けてよかったな」とは考えることが多い。

劇場に足を踏み入れた瞬間に「これは違う」っていうのがわかるし、「黒」がどれだけ違うのかがすごいよくわかって、「これは特別な映画館でしかできないし、この体験がすごく活きる映画は絶対にこれで観たい」と思わせてくれた。スラムダンクの映画自体も最高で最後べしょべしょに泣いていたけど、本当にドルビーシネマで観てよかった。(スタッフロールのサウンド関係がすごい長いように感じたけど、それだけ音響にこだわってたんじゃないかなぁと思っている)
あー・・あと『ブレット・トレイン』も『RRR』もよかったな・・・。今年もいい映画がたくさんあった。

今年は配信でほぼ観ていないので「配信でよかった枠」がない。映画観ないからNetflixも解約してるしな・・。

2.ゲーム『パラノマサイト』

一番よかったゲーム。でも今年は「おもしろかった!!」ってなったゲームが去年以上に多かった。

https://www.jp.square-enix.com/paranormasight/

ホラーゲームっぽいから見送ろうとしてたけど、実況者のジャック・オ・蘭たんさんの配信を観ておもしろそうで慌てて止めた。
去年の『春ゆきてレトロチカ』も最高だったけど、「こういうADVがずっとやりたかった!」というのが遊べると思わなかったので、ストーリーの面白さと並行して「嬉しいなぁ、嬉しいなぁ!」とずっと感じながら遊んでいた。
やっぱりいろいろなキャラクターの視点をザッピングしてみていく仕組みはおもしろいし、「こんな大事な話さらっと読み物で流す?」という潔さもよかったし、機能として搭載されている仕組みをゲームに組み込むのも楽しかったし、本当によかった。キャラクターもすごく愛着が湧いた。
『パラノマサイト』がおもしろいというきっかけで久しぶりに会えた友人もいたし、「聖地巡礼してみよう」ということで今まで言ったことのない場所にも行けたし、このゲームのおかげでいつもより世界が広がったようにも感じる。

あとは『ファイナルファンタジー16』と『龍が如く 外伝』と『ファミレスを享受せよ』と『コーヒートーク2』がよかった。物語がとにかく良い!というゲームに会うことが多い年だった。

https://jp.finalfantasyxvi.com/
『ファイナルファンタジー16』は賛否両論らしいけど、FFをあまり通っていない自分からすると「FFってこんなおもしろいの!?」となった。
後半はちょっと暗かったけど景色がずっときれいだし、音楽も聴き心地が良いし、フィールド歩くのが楽しかった。フォトモードがツシマ並によかったらな~という気持ちだけはある。早くDLC遊ばないとな・・。

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000057841.html
ずっと待っていた『コーヒートーク2』もよかった。1作目に出てきたキャラクターが少し成長しているけど、「その世界で生きているからこそ積み上がってできあがった人格」というのが感じられるのがよかった。ああいうカフェが現実にあってほしい。

https://www.wakuwakugames.com/enjoythediner
『ファミレスを享受せよ』もなぁ。あれも不思議な魅力だったな。『コーヒートーク2』をやってみても思うけど、人の会話とか、「その人がなぜ今そうあるのか」というのは観ていて飽きが来ない。

https://ryu-ga-gotoku.com/gaiden/
『龍が如く 外伝』は『龍が如く7』をやりたくなったし、『龍が如く8』がとても楽しみになった。ラストシーンはゲーム名シーン100選というのがあったら選ばれるだろうな。自分まであんなに泣かされると思わなかった。

クリア本数で見れば去年とだいたい同じだけど、『ファイナルファンタジー16』や『龍が如く 外伝』、3周目の『GHOST OF TSUSHIMA』、あと今また遊んでる『ペルソナ4ゴールデン』で見ると、ゲームに割いている時間は去年よりも多いかもしれない。時間かかるゲームはやっぱり食べ応えがあって良い。

3.実況者「ジャック・オ・蘭たん」と「ナポリの男たち」

今年急にはまった人たち。蘭たんさんは去年末くらいから実況を見始めて、彼のやっているゲームで「あ、自分もやろう」と思ったのが『パラノマサイト』と『ファミレスを享受せよ』と『ファイナルファンタジー16』だった。
選ぶ言葉がとにかくおもしろいし、キャラクターへの感情の入り方が自分と段違いで、「こういう解釈があったのか」とか「こういうところで人は心を動かされたりもするのか」という発見が多くて、観ていてとにかく楽しい。

あとこの人きっかけで「ナポリの男たち」を知って、まあとにかく楽しくてチャンネル会員にまでなった。「これが沼の感触かぁ」と思いながら日々楽しんでいる。

今年全体的に映画やゲームの数が少ない原因としては仕事の忙しさとか、会社のチームで飲みに行くことが増えたこととかがあるけど、あとは「運動しよう」と思って毎日ウォーキングに費やす時間が増えたこともある。
そのウォーキングのお供に「ナポリのチャンネル放送」がとても助かっている。来年も4人とも健やかに放送を続けてほしい。

4.TPRG実況『狂気山脈』

https://www.youtube.com/watch?v=VsDHphApkDw

上のつながりで観たTRPG配信。YouTubeでTRPGを観たのは初めてだったけど、めちゃくちゃおもしろかった。
KPのむつーさんの話やナポリの感想配信も聞いたけど、本当にゲームにはときどき「神」のような何かを動かそうとしている存在がいるなと思う。

蘭たんさんとhacchiさんとshu3はそれぞれ「カタシロ」もあったので観たけど、それもすごくよかったな。TRPGはやったことがないけど、いつか自分も遊んでみたいとは思う。
特にhacchiさんの「カタシロ」はおもしろかった。あまりロールプレイをして遊ぶタイプではなさそうとは感じていたけど、「実際に自分だったらどうするか」をあそこまで思い詰めて考えている人も珍しいように感じた。
「カタシロ」はかなり本人に近いキャラクターで遊ぶ作品っぽいけど、あそこまで「他人の頭の中」を覗き見れる作品はちょっと怖いなとも思う。いつかすぎるさんも出てほしい。

5.GRAPEVINE『実はもう熟れ』

一番好きだった曲。


Spotifyによると「2ヶ月くらいで1,531回聴いてます」とのことだった。今も1日1回くらい聴いているので、もしかしたら2,000回も近いんじゃないだろうか。
なんかとにかくこの曲を聴いているときの幸福感がすごいんだよな。ライブで聴いていたときも楽しかったけど、ずっと踊りたくなる。

GRAPEVINEがちゃんとライブを続けられるようになって本当によかった。いろいろあったし、これはもうエゴでしかないけれど、自分が幸せを感じる瞬間の一端を担っているのは間違いなくGRAPEVINEなので、来年もたくさんライブをして、あわよくば曲もたくさん作ってほしい。

まとめ

2023年はこんな感じ
映画:24本(2022年:53本/2021年:50本)
ドラマ:1(2022年:4本/2021年:7本)
その他:5(2022年:1本/2021年:5本)※配信やらいろいろ
漫画:4(2022年:10タイトル/2021年:26タイトル)
アニメ:2(2022年:5作品/2021年:6作品)
ゲーム:13(2022年:15タイトル/2021年:13タイトル)
書籍:0(2022年:1作品/2021年:3作品)

本を読まなかったなぁ・・。漫画も読んでいない。
ウォーキングに時間を費やしているとも書いたけど、普通にYouTubeを見ながらだらだらしている時間は多かったと思う。その時間を使って映画の1本でもと思うけど、YouTube見てるだけでなく手元ではスマホでスイスイと色合わせパズルをやっていた。
とはいえ映画とかなんでもいけど娯楽作品は義務で観ると本当におもしろくないので、そういう年だったんだなで仕方ないとは思う。(ウォーキングはちゃんと効果が出ているし)

ネガティブになるので書かないが、「もういいな」と思って観るのをやめたYouTubeチャンネルやラジオもいろいろある。どちらかと言えば今年は「もういか」で置く決意が増えた1年だった。置き換えで観るようになったのがナポリだったりするのでとんとんではあるけれど、「ずっと観ていた・聴いていた」で今も追いかけていたら今年はもっとしんどかっただろうなと思う。

とはいえ、映画をあまり観れなかったのは少しさみしさが残る。ほぼ映画館で観ているので満足感はあるけれど、「これ観たかったけど観ていないんだよな」が観れなかったのはもったいなかった。
YouTubeを観る時間を制限するアプリとかないのかな。あったら入れてしまいたい。

ここまで書いて「去年とほぼ同じことを書いているな」と見て驚いた。去年も飲み行ったりYouTubeで実況見たりで「映画とかゲームあまりさわれてない」と書いている。

どちらかと言えばこの焦りは「作品に触れても見て終わり」にしていることに対してのものな気がする。全然Xにも投稿しなくなったし・・。

とりあえず年が明けたら『NOPE』のIMAX再上映に行こう。2022年の後悔2024年に払拭するぞ!

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