見出し画像

わにくん

100日後に死ぬワニではないです。「わにくん」って絵本があるんです。初めて読んだのは小1のころ。いとこのお下がりでもらった絵本でした。たまたま見たYouTubeでクロコ柄のブランド物を紹介していたので、この絵本のことが頭によぎりました。

まぁ、なんでそんなことで思い出すのかというと、一言でいうとトラウマです。わにがショップ店員を喰らうシーンがあるんです。絵柄のタッチもリアルで若干不気味で。小1の私的にはトラウマ笑

内容はうろ覚えなんですが、ざっくりまとめると、

ぼくわにくん!どうやら最近ワニの服が売ってる店があるらしい!うれしいな!どんなおしゃれしようかな!よーし買いに行こう!、、、あれ?ワニの服って、ワニを使った服ってこと?!仲間を殺したなんて許せない、、、よーしこのお姉さんなんか食べてやる!ぱくっ

、、、当時の私はここで限界がきました。ワニの口から女性の足がはみ出してるっていうなかなかワイルドな絵。でもわにくん視点で考えたらこんなことをする人間、狂気の塊ですよね、、、。

なんにせよ、私がこの絵本から受けた影響は、「今後一切ワニ皮の商品は買いたくない」でした。お店でクロコ柄を見つけるたびに心がきゅってするようになりました。本物のワニ皮を使ってなければいいかな、とは思うんですけど、なんかクロコ柄を見るたびにこの絵本を思い出すので手に取ることはないです。

今まで、読書感想文を書いたり、国語の授業の中で感想とか筆者の気持ちとかを考えさせられたり、自分から本をよんだりと、たくさん本や文に触れてきましたが、自分の行動を制限するような本というのは数少ないです。私が買い物の時に選ぶ柄の選択肢を一つ減らした「わにくん」はその中の一つ。これってすごくすごいことなんじゃないかって思いました笑

これから先もこんな本に出会えるのかな、出会えたらいいなと思います。もしかしたら影響を受けたって自覚がないだけで既に読んだ本の中にも私を変えた本があるかもしれないから、また思い出したら書きたいな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?