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こんにちは、すみこです。

わたしが勤めている会社は、4年ほど前から海外のECモールで直販(D to C)に取り組んでいます。この新規事業を取り組むことになったきっかけは、

国内通販の売上げもいいし、海外の通販もやってみよう

そんな社長の一言から始まりました。そしてその担当者として選ばれたのが、ネットショップの知識ゼロ、WEBに関する知識ゼロ、SNSってどうするの?レベルのわたしでした。

そんなわたしが、この4年ほど越境ECを成功させるために試行錯誤してきたこと、そしてそこから学んだこと、経験したことを少しずつお話したいと思います。

まずは越境ECの基本的なことからお伝え出来ればと思います。

越境ECってなに?

そもそも越境ECって何だろうからお話したいと思います。

越境ECとは、インターネット通販サイトの国際的電子商取引を意味します。またECとは"electronic commerce"(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略になります。要するに、国内で通販するのではなく、海外のECモールに商品を出品したり、多言語多通貨の機能を自社のECサイトに設けて海外のお客様に商品を販売していくことです。

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越境ECが注目されている理由とは?

なぜ企業のあいだで越境ECが注目を浴びているのでしょうか?

一つはスマートフォンの世界的普及でだれもがだれとでも繋がることが簡単になり、SNSを使って世界中の商品を閲覧できるようになったことが考えられます。

わざわざその国に訪れなくても、自分が欲しいもの、興味があるものを検索し、購入することが簡単に出来るようになり海外から購入するというハードルが低くなったからだと思います。

そしてもう一つは、訪日外国人の増加により、海外の人が旅行に来た時に購入した商品をもう一度買いたいという需要が増えたということです。

日本の食品や製品は、訪日外国人からの評価が高いので、越境ECでいつでも購入出来るサービスは海外のお客様には大変ありがいことです。

こうした海外の顧客のニーズに応えたいと考える企業が増えてきていると考えられます。そしてそれは企業だけでなく個人のプライベートブランドの商品を海外に販売していくことが出来る可能性も秘めていると思ってます。

越境ECのメリット・デメリット

越境ECを始めるにあたり、メリットについて考えてみました。

-  新規顧客として海外の消費者を取り入れることができる。日本は人口が減少しているが、世界的には人口が増えているので市場拡大出来る。

-  日本にいながらショップの運用が完結する。

- 現地法人を設ける必要がないことで出店リスクやコストカットになる。

-   中小企業でも小さく海外へ販路拡大が期待できる。

但し、通販といえでも国を超えた取引になるので貿易が絡むという点で正しい知識をもって運用することが必要になります。

次にデメリットについて考えてみました。

-  ターゲットとする国に適した言葉に翻訳しないといけない。自動翻訳では対応しきれない部分については違和感のない翻訳が必要。

決済システムが整っている国は問題ないですが、クレジットカードがあまり普及していない国や決済システムが整ってない国への参入についてどうするかの検討が必要。

-  配送がスムーズな国か物流事情などの最新情報を入手しておく必要がある。

- 法律で輸入が規制されている商品でないか、通関手続きにトラブルが発生しない価格や個数なのかの知識も必要。

- 通関手続きをする際に使用されるHSコードなど通関に関わる知識が必要。とくに最近ではEU改定ルールにより配送時の注意点などが大きく変更となりました。

デメリットの部分は、企業もしくは担当者が知識を入れることでトラブルを事前に防ぐことが可能となり、事前準備も進めることが出来ます。そう考えると越境ECに取り組むことはメリットの方が多いのではないかと思います。

なぜ越境ECが伸びるの?

2020年は、世界的にも巣ごもり生活に強いられました。その影響もあり、ネットで商品を購入することが一気に増えたのではないでしょうか?

これは国内通販に限ったことではなく、越境ECの市場も急成長しました。各国で行われているロックダウン、旅行に行くどころか外に出ることも難しいかったということもあり、国境を越えたEC市場は予想をはるかに超え成長しました。下記は、2019年までのデータですが日本国内のBtoCのEC市場のデータです。

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こちらは世界のBtoCのEC市場の現状と2023年までの予測データになります。

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日本国内も世界的にもEC市場が右肩上がりで伸びていることがわかります。今後より一層EC化が見込まれ2023年にはEC化率22%になるのではないかと言われてます。

更に実店舗とECと両方をハイブリット運用することも重要だとも言われてます。顧客にどちらでも購入できる環境を与え、よりサービスや商品購入決定の選択肢に幅を持たせることで潜在顧客へのアプローチがしやすくなるわけでです。

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いかがだったでしょうか。越境ECの基本的な情報を今回はお伝えしました。国内通販と比べてデメリットもありますが、これからの市場の拡大予測を見ていくと海外市場を無視することは難しいと思ってます。

自分の商品が海外のお客様に満足感を与えることが出来るというのは本当に嬉しいことなので、世界に販売するという選択もあることをぜひ知ってもらいたいと思います。

それではまた

See you.

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