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Jobhunting:留学中は中々着ないからこそ、「スーツ」で大きな差がつく。

「日本人の就活生のスーツ(リクスー)ってダサいよね」

私自身、これまで複数の留学生から一次情報として聞き出した言葉です。

確かに、世界的に見ると日本人は背広があまり似合わない傾向があります。

背が低くて、脚が短くて、肩幅も狭くて、しかも猫背とくればスーツとの相性は最悪です。

海外映画が好きだった同級生の一人が、

「そもそも日本人にスーツは無理」という身も蓋もないド正論をぶちかましてきたこともあります。

それでも、敢えて私は言いたいのです。

留学生だからこそ、ビシッとスーツを着た方がいいという話です。

「カッコ悪い」「動きにくい」という個人の好みの話は一旦却下です。

かっこよさを求めたら、全員ファッション雑誌の服装になります。

機能性を求めたら、日本のサラリーマンは全員ジャージにスウェットで仕事をするべきです。

ですがそうしないのは、かっこよさや機能性よりも大事なことがあるということです。

それはやはり、見た目です。

より詳しく言えば、

この人は公の場でキチンとした服装ができる人かどうか

のリトマス紙となるのが、スーツなのです。

あなたも既に複数回聞いたことがあるかもしれませんが、

第一印象、とりわけ服装が相手に与えるイメージは極めて大切です。

汚い服装でみすぼらしい格好をしていると、

「うわ、この人外見に神経配れないのか…」

と、道端のホームレスでも見てしまったかのような視線を送られます。

もちろん仕事なので、最終的には中身(仕事ができるかどうか)の評価になります。

ですが、見た目でアウトになってしまえば中身は評価対象になりません。

第一印象がアウトの人と積極的に関わりたい人は、基本ゼロです。

そして特に留学生は、それなりの格好をするだけで

「お、留学生だけどちゃんとしてるな」という印象を持たれます。

率直に申し上げて、それだけ留学生のスーツの平均点が日本の大学生のそれよりも大幅に劣っているのです。

それはやはり、「スーツはダサい」という考えのもとで青年実業家のような服装をしたり

ファッション雑誌か何かのような奇抜な服装に身を包んで悦に入ってしまう留学生が多いことが理由です。

私が直接見た例では、金髪ツーブロでボスキャリに来たツワモノもいました。

奇抜な格好をする必要はありません(より正確に言えばしてはいけません)。

おしゃれさ・洗練さなんてものも考えなくていいです。

「ふつう」の格好をするだけで、相手は勝手に過大評価してくれるのです。

そして、誰も「スーツは黒上下かくあるべし」とは言っていません。

奇抜にならない、という条件の元である程度色を選ぶのは自由です。

落ち着いた格好に見えて、実はよく見ると周りの皆よりも洗練されているというのが理想です。

何も思い浮かばない人は、靴だけを人一倍ピカピカにしておくだけで面接官の評価を上げます。

畢竟、留学生の服装への気配りは競争が少なくて報われやすいということです。


…筆者、透佳(スミカ)


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