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面接は出会い(応募ボタンを押す前に)

最初の投稿から、随分と日が空いてしまいました。

どうしてか?
私、本業がとても忙しくなってきたからです。
大変有り難いことです。

忙しくなったことで、久しぶりにアルバイトを募集するということがありました。けっこうまとまった人数の人とお会いする機会がありました。
職種と地域、そして募集した時期もあいまってでしょうか。
学生さんがとても多く、いわゆるフリーランスの方や、主婦の方の応募は
少ないな、という印象がありました。

さて。
表題のとおり、私、面接は出会いだと思っています。面接をする側、される側の双方にとってです。
「はじめまして」の人同士が、雇いたいか、雇われたいか、という事由で出会うわけです。

出会いだ、と定義すると、面接に行く時の「格好」とか「心構え」とかそういうものがみえてきます。
しかもこの出会いには、有り難いことにゴールが決まっています。
「雇う&雇われる」がハッピーエンドです。

雇う側の目的や雇用の手法は様々ですので、雇われたい側は、その雇用者の
目的や手法を探り出せた方がいいんです。

例えば。
アルバイトのアプリでその応募を見つけたとしましょう。
イタリアンのお店としましょう。
募集のページには、カルパッチョの写真が掲載されていたとしましょう。

まず、応募する前にそのお店の情報を調べましょう。
ん?当たり前でしょ?ですって。
私もそれ、思ってたんですが…何人も会うと意外と「応募内容だけ見て来ました」という方多いんです!もったいないですねー。

調べておきたいお店の情報がいくつかあります。
列挙します。

・いつオープンした(する)お店なのか
・SNSのアカウントがあるか、あるなら何を発信してるか
・お客様がお店の紹介投稿、口コミをしているか
・グルメサイトに掲載されている内容
・グーグルストリートビューで現地の確認

これくらいは、事前にやっておきたいです。
もちろん、募集のカルパッチョの写真だけ見て、ちらっとお店のホームページだけ見て「絶対ここで働きたい!」ということもあるでしょう。また、すでに知ってるお店なら、何も見なくても気持ちが高まってるかもしれません。すぐ応募ボタン押したいですね。そう思ったならぜひ、応募の際にその旨を書いてください。

思いを書いて応募いただくと、雇う側からは「写真褒めてくださってありがとうございます、うちのイチオシメニューなんです」とか「来てくださったんですか!ありがとうございます」とか、お返事があるかもしれません。

面接前に、お互いに「いかに相手に会いたいか」を高めておいて損はありません。

以前、わたしの仕事場で雇用したアルバイトさんの中に、面接日まで日数があったので事前に訪問してくれて、場所の確認と、なにか雰囲気を感じられればと周囲を散策したという方がいました。
また、飲食店では事前にお店を訪れて飲食し、スタッフがどのように仕事をしているか、を見に来る方もいらっしゃいます。
オープン前のお店でも、通学の途中にその店があるので、毎日出来上がっていく様子を見てました、と言う方も。
応募の時点でインスタをフォローして、過去の記事をいっぱい見て来ました、と言う方もいます。

この時点で、面接時に「今日初めてここに来ました」「応募要項だけ見ました」と言う方よりも、印象が一歩リードしていると思いませんか?

募集は1、2名という、枠に、数十名以上殺到することも不思議ではありません。なぜ殺到するか?それは魅力的な内容の仕事だからです。

ちょっと道をそれて、恋にたとえると…
魅力的な方と、会う機会ができたとしたら、あなたはどうしますか?事前にめちゃくちゃ調査・準備しませんか?
その魅力的な方がスポーツ好きな人ならば、あなたはそのスポーツのことやチームのことを調べませんか?チームカラーとか、確認しませんか?
苦手な食べ物を知っていたら、普段行くお店の傾向がわかったら、行きたいレストランの選定を間違えずに済むでしょうし、お店を予約する際にアレルギーや苦手な食べ物についてお伝えできますよね?
誕生日が近かったらどうでしょう?チャンスと捉えませんか?

面接も出会いですから、雇いたい人のニーズを見極めること、とても大切です。応募要項にだって「明るく元気な方歓迎」とか「落ち着いた雰囲気のお店です」とか「主婦の方がたくさん活躍しています」とか、ヒントがあるでしょう。

長々と書いてしまいましたが….
面接は、ただ履歴書を持って、雇ってくれる仕事場に行くだけと考えず、いかにその仕事場にあなた自身が必要なのか、をアピールする場と改めて考えてみてほしいです。

さぁ、応募ボタンを押す前に。
今押そうとした募集要項、もう一度よく読んで、周辺情報を確認してみましょうか。


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