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サツキと鯉のバブル

地主さんなど非常に資産のある人の話を聞いていると、雇われ人家庭に育った身では知りにくいいろんな稼ぎ方があるなと気づかされることが多い。

先日は、ちょっと昔にサツキが一盆(?)300万円などしてバブルだったという話を聞いた。仕入れて売る稼ぎ方がベースだが、コンテストに出せるものを作るにはセンスが要るらしくこれはまた別モノらしい。ふーむ。
なお、この話を教えてくれた人の知人(サツキで稼いでいた人)はいまは鯉で稼いでいるそうだ。詳しくないがどうもビジネスモデルが似たものに手を出している気がする。流行りと型があるのだろう。

ここで気になったのは、私の祖父がサツキの盆栽を山のように育てていたことだ。(300万円/盆が本当なら総量が億行きかねないんだけど平均はもう少し安いと信じる)
育てて売っていたのか?と思うが、そのような話は聞いたことがなく、買って育てる側だったように思う。

また、鯉ではないのだが、父はアロワナという大型の魚を飼う趣味を持っていた。

父と祖父の親子はこのビジネスにおいて消費者側だったのだろうか。いま私はそれを提供者側の視点から聞いている。

私も服やジュエリーに関して完全に消費者側なので自戒を込めてなのだが、提供者側に回る意識や情報網がないと一生小作人なんじゃないだろうか…いや、祖父は雇われではなく創業社長で最期まで経営を傾かせることもなかったしそのおかげで子供の代(私の親の代)が精神を持ち崩しても全員生き延びたくらいの資産があったので、高額なサツキを趣味にしたところで私が何か言う立場でもないんだけど、祖父と父が手を出した趣味の裏側が似すぎていて「本当に祖父は植物が好きな男で父はアクアリウムが好きな男だったのか?金のかかる趣味に吸い寄せられ没頭しただけではないのか?」感が拭えない…

自分も多大に時代の影響を受けており、人のこと言えないんですが。ある程度お金持つと「お金使いたい」っていう謎の欲も出てきますしね。

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