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Web広告の解析指標

みなさんこんにちは、すみです。

今回はデジタル解析関連のお話から、Web広告についてです。

先日はWebサイト解析、SNSの解析についてご紹介しましたが、Web広告も解析があります。

WebサイトやSNSと繋がる部分もありますが、Web広告ならではの重要な指標もあるので、ある程度区別して考える必要があります。

ということで今回は、Web広告の解析についてお話しします。

主なWeb広告の解析指標

Web広告の指標には以下のようなものがあります。

Webサイトの解析で出てきたCVやCVR、SNS解析で出てきたインプレッションといった共通の解析指標もありますが、クリック単価や成果単価といったWeb広告ならではのコスト関連の指標もあります。

■ インプレッション数
■ リーチ数
■ クリック数
■ CTR(Click Through Rate / クリック率)
■ CPC(Cost Per Click / クリック単価)
■ CPA(Cost Per Acquisition / Cost Per Action / 成果単価)
■ コンバージョン数(CV数)
■ コンバージョン率(CVR)

これらの指標を算出して、解析し、それぞれの数字を総合的に見て、広告運用します。

CMや新聞といった今までのメディアは、広告を出して終わりでした。

しかし、Web広告は解析結果を見ながらいいところは伸ばし、悪いところは対処したり見切りをつけたりして改善していくことができます。

インプレッション数

広告が表示された回数のことです。
「imp」「表示回数」などと呼ばれます。
WEBサイト解析の指標のPV数に似た概念で、同じユーザーが複数回見られたら、見られた回数分だけカウントされます。

リーチ数

広告を表示したユーザーの数のことです。
WEBサイト解析の指標の「ユニークユーザー」と似たような概念になります。

クリック数

広告がクリックされた回数のことです。

クリック数が高いほど特定のページに遷移した可能性は高いですが、同じユーザーが複数回クリックした可能性も考えられるので、評価の際はそういった可能性があることも頭の片隅に置いておくといいでしょう。

CTR(Click Through Rate / クリック率)

広告が表示された回数のうち、広告がクリックされた割合です。
CTRが高いほど広告として効果的だと考えることができます。
下記の計算式で算出することができます。

CTR=(広告がクリックされた回数÷広告が表示された回数)×100

ただし、CTRが高いからといって広告効果が高いと断言することはできません。
広告としてのインパクトが強くてクリック率が上がっただけで、コンバージョンに繋がっていない可能性もあるので、他の指標と照らし合わせて確認することが大切です。

CPC(Cost Per Click / クリック単価)

広告のクリック1回限りのコストのことです。
WEB広告ではCPC、クリック数、クリック率のバランスを見て運用することが重要です。

CPA(Cost Per Acquisition / Cost Per Action / 成果単価)

成果を1件獲得するためにかかった費用のことです。
以下の数式で算出することができます。

CPA=広告費÷コンバージョン数

コンバージョン数(CV数)

コンバージョンは、Webサイトの目標(商品購入、資料請求、会員登録など)を達成したアクションを起こした場合にカウントされます。
conversionを略してCVとも呼ばれます。

Web解析の指標でもCV数は登場するので知っている人も多いと思いますが、広告でも成果計測の判断で重要な数値になります。

コンバージョン率(CVR)

コンバージョン率は、Webサイト全体のセッション数のうち、コンバージョンを達成した数の割合のことを言います。
Conversion Rateを略して、CVRと呼ばれます。

コンバージョン率は計算式で算出することができます。

コンバージョン率(CVR)=(コンバージョン数÷セッション数)×100

こちらもCV数と同様にWEB解析の指標でお馴染みの指標です。
広告でも同様に重要になります。

参考資料

今回参考資料として、ウェブ解析士認定試験公式テキストを参考にしました。

楽天はこちら

こちらは、解析士認定試験の公式テキストとなっており、Webサイトだけでなく、広告やSNSの解析についてなども含めて解析に関することが網羅的に書いてあります。

気になる方はぜひ読んでみてください。
ちなみに上のものは電子書籍版ですが、冊子版もあります。

以上、Web広告の解析指標についてでした!

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