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恋愛の食卓

 僕のnoteの下書きには,ろくに文章なんか書いていないのに思いついたようにタイトルだけ書いてあるものがさっき数えたら120くらいあってちょっと面白かったので一つ触れてみる。

 何をみて書いたのか思い出せたり推測が付くものも多いが,特に由来が思い出せなかったのがこれ。どう考えても何を見て残してあるのか全く思い出せない。詩かなんか読んでそれっぽい言葉を書いておいたとしか思えない。

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―――—必死に想像力を巡らせてうまいことそれらしくしたい時間―———

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 食卓といえば,恋人たちが囲むテーブルだったり,カウンターだったりというものがある。さっき質問箱に「好きな人が作りたくて好きな人を作る人ってどう思いますか?」なんてのが来たけれど,あんなのが仮に付き合ってしまうと最悪だ。

 彼/彼女らはそれらしい場所へ,それらしい時刻に,それらしい表情で,それなりの服装とそれなりに乗り気な顔で乗り込んできて,それらしい食事をつつきながらそれらしい話をして,去っていく。そうした軽薄な場所や服装,感情は大概の場合瞬く間に廃れてしまう。大人だからごっこ遊びは幼少の頃より得意だし,自分をも騙せる俳優になれる。

 以前Twitterで流れてきたAVの切り抜き,導入部分がよく見たら渋谷駅の地下にあるカフェで,なんだかいやな気持ちになった。六本木とかだったらなんかそういう雰囲気にするためのポジションみたいな店が存在するけど,そういうかなり公の色が強い場所でおそらく無許可で卓を挟んでそれらしい会話,演技の一部である会話をするのはなんだかお笑いだなーと思った。

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