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自分の限界を超える

未だに思い出す、過去の記憶があります。


それは私が幼稚園の頃、幼なじみの女の子とそのお母さんが我が家に遊びに来ていた時のことでした。


確か折り紙をしていた流れで、それを使って無地のお弁当箱をアレンジするという遊びに発展した際に、私の組み合わせた配色を見た友達のお母さんが、私に言った一言。


『うわ、なにそのセンス…?!』

まるで奇怪なものを見ているかのように、目をまん丸くして私に迫って来るようだったあの表情、今でも鮮明に覚えています。

とにかくあの時は、なぜかバツが悪いというか恥ずかしいというか、何ともいたたまれないような面持ちでその場をやり過ごすのに精一杯だった自分がいたのと同時に、幼ながらに「二度とやらない(人前で自分を表現しない)」と、固く誓った自分もいました。



あれから数十年の時を経た今、ほんの少しでも気を緩めようものなら、当たり前のように「人にどう思われるか」で判断している自分の現状を未だ痛感しますが、今後はいかに、そんな今までの自分に翻弄されることなく、自分を軸に物事を選択し続けられるか。


いかなる時も、「私は、こうしたい」に、忠実にいられるか―


結局は、それを形にする為に自分の頭を悩ましたり考えたり、時に失敗したりといった、自分のために時間をかけるという「努力」を、単純に今までちゃんとやってこなかった自分にも、今更気付いてしまいました。



そして改めて、今までは「◯◯をするために◯◯が無いと出来ない」と思っていたのが、「◯◯が無くても出来るんだ」ということを、今の私は純粋に経験してみたい。




そのために視点を変えて、今までやってみた事のない方向へ、今は素直に足を踏み入れてみようと思います。


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