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【ロシア軍大混乱】防空部隊もクリミア捨てて避難!ウ軍がクリミアに同時攻撃成功!ロシア艦隊アゾフ海でもボコボコ|バレンツ海でも1隻失う【歴史的快挙】ロシアA-50早期警戒機撃墜の裏側にパトリオット部隊の活躍明かす


【6月11日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:47 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
1:59 ロシア軍大混乱クリミア半島にウクライナ軍が同時攻撃 成功
3:18 ロシア軍アゾフ海でも攻撃される 兵站補給に重大な問題
4:27 ロシア軍バレンツ海でも大型対潜哨戒艦1隻失う
5:09 ウクライナ各地域の戦況
5:26 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
8:04 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
10:53 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:46 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況
16:04 アメリカ陸軍「A-50撃墜」実はパトリオット部隊の歴史的快挙

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから837日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1190名
戦車10両
装甲戦闘車13両
砲51門
多連装ロケット1両
防空システム1基
航空機1機
ドローン28機
巡航ミサイル1発
その他車両70両
となっています
戦線全体で一日で73回の地上戦の報告がありました
そして、
視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対1.8で、
ウクライナ側の損失数に比べ、
ロシア側はその1.8倍になります
ロシア側の損失は歩兵戦闘車、
戦車、
軍用トラックが多く、
反対にウクライナ側は装甲戦闘車、
民生用のバン、
戦車が目立ちます

■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ウクライナ軍は、
クリミアにあるロシア軍の3つの軍事目標に向けて同時に攻撃をおこない、
ジャンコイにあるロシアの最新鋭の防空システムS400を1機、
チェルノモスコエとエフパトリアにあるS300防空システムを2基破壊したと報告しました
クリミアの情報チャンネルによると、
ほかにもチョルノモスコエの南にあるグロモヴォにあるロシア軍第31防空師団のS300が2基と、
サキ空軍基地にも4発のミサイル攻撃があったと伝えています
攻撃にはATACMSが使用されたと考えられます
ウクライナ軍が少なくとも3つから5つの軍事目標を同時に攻撃したのは初めてで、
一度に複数のロシア軍の防空レーダーが停止し、
クリミアの防空体制がますます弱体化し、
ウクライナ軍の攻撃が激しくなってきていることを意味します
さらにクリミアで活動するパルチザン組織のアテシュによると、
クリミアのロシア防空軍司令部は、
軍関係者の家族をクリミアから避難させるよう命令を出したと伝えています
これもクリミアの防空が機能せず、
ウクライナ軍の攻撃に対して脆弱になったことを意味するものと考えられます
2番目
昨日の動画でお伝えしましたが、
ウクライナ軍はアゾフ海でもロシア軍の艦船を連日攻撃し、
9日にはマリウポリに弾薬を輸送していたロシア軍の揚陸艦を少なくとも使用不能にしたほか、
昨日の動画でお伝えしましたが、
ウクライナ軍はロシア軍のエンジニアリング船「エンジニアスミルノフ」とはしけ「セクション179」に攻撃をおこないました
ドローンを使った攻撃は成功し、
エンジニアリング船とはしけはタガンログ付近の海上で損傷しました
映像では大きな爆発の後、
上からいろいろなものが落下する様子が確認できます
ウクライナ軍がアゾフ海の艦船を攻撃したのは初めてで、
しかも航行中の軍用艦に空中を飛ぶドローンで攻撃をおこなったのも珍しく、
これはウクライナ軍の長距離攻撃能力が格段に向上したこと、
ロシアの防空が弱体化したこと、
その結果アゾフ海にもウクライナ軍の脅威が存在していることを意味します
3番目
ウクライナ軍のプレデンチュク報道官によると、
バレンツ海で軍事演習をおこなっていたロシア軍の大型対潜哨戒艇「アドミラルレフチェンコ」が発電区画で火災を起こし、
航行不能になっているとのことです
昨日の動画でもロシアは空母のエンジンを作ることができず、
そのためロシア唯一の空母が失われる可能性が高いとお伝えしましたが、
この船にもウクライナで製造された大型エンジンが搭載されていて、
ロシアでは船舶用の大型エンジンを作る能力がなく、
エンジン火災が起きたロシアの艦艇は廃船になる可能性が高いとしています

■それでは、
各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示に
していただくと、
日付とともに追いかけることができます

●北東部 ハルキウ、


スームィ方面
5月10日にロシア軍が国境を越えて軍事侵攻をおこなった
ハルキウ方面の戦況についてお伝えします
ハルキウの天気はくもり
最低気温20度、
最高気温32度
今日の天気も、
くもりの予報となっています
気温は上昇し、
ときどき夕立のような雨が降る
不安定な天候となっています

○スームィ方面


ロシア軍はスームィ州で越境して
ウクライナ領内に侵攻しました
ロシア軍はかつてロシア義勇軍と
「ロシアの自由」軍団がロシア領内に侵攻した
テトキノから逆にウクライナ領に侵攻し、
リジフカの町に旗を掲げて占領を主張しました

リジフカ


攻撃はチェチェンのアフマト部隊がおこなった模様で、
ご覧いただいているのはそのアフマト部隊の映像で、
集落に砲撃し、
集落内で活動している様子となっています
チェチェンの部隊はTikTok部隊と言われるだけあって、
しっかり撮影と編集がなされています
一方ウクライナ軍の北部作戦司令部のミシンク報道官は、
ロシア軍の侵入は小規模な工兵と
偵察部隊であると説明し、
ゼレンスキー大統領はロシアがリジフカで
プロパガンダ作戦をおこなったとロシアを非難しました
戦争研究所では、
攻撃は小規模で永続的な占領を確立していないと
評価していることも考慮して、
その範囲を係争地として戦況図を更新しました

○リプツィ方面


ウクライナ軍の参謀本部によると、
ウクライナ軍はこの方面でリプツィと
フリボケに反撃をおこなったと報告していますが、
今のところ戦況図に影響のある情報は
ありませんでした

リプツィとフリボケ

○ボフチャンスク方面


この方面でも戦況図に影響のある情報はなく、
市街地中心部の地図で示した場所で
ウクライナ軍の歩兵が周囲を観察しているところが
SNSに公開されていて、
この場所がウクライナ軍の支配下に
あることが確認できます
ただ油断はできず、
ロシア軍は小規模な歩兵が市内に浸透し、
ボフチャ川の南の地図で示した森林でで活動し、
ウクライナ軍がクラスター砲弾で
撃退した情報があります

ボフチャンスク

●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面


クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面では2回の攻撃のうち
ウクライナ軍が1回撃退し、
スバトベ・クレミンナ線で5回、
シベルスク周辺では3回、
チャシフヤール周辺では9回攻撃をおこないました

○チャシフヤール方面


この方面でロシア軍は損害を出しながら
ごくわずかずつ前進をおこない、
チャシフヤール占領を諦めず狙っています
ウクライナ軍のヴォロシン報道官は、
ロシア軍はまだ運河を渡っていないと報告し、
ロシア軍の攻撃が前進につながっていないことを
報告しました
1番目
カリニフカの東では、
砲撃戦の後に地上戦となっていて、
一進一退の攻防戦となっています
位置情報つきの映像によると、
カリニフカの東の地図で示した付近で
ロシア軍のMTLB装甲戦闘車が遺棄され、
その南の住宅地でウクライナ軍の
ブラッドレー歩兵戦闘車が遺棄されています
戦況図に変更はありません

カリニフカの東


2番目
カナルでは、
位置情報つきの映像によると、
地図で示した建物でロシア軍が旗を掲げて占領を主張し、
コメントではカナル全体を占領したと主張しています
実際のロシア軍の占領地は東側半分にとどまっていて、
ウクライナ軍は西側で抵抗を続け、
その中間ではウクライナ軍のドローンが
ロシア兵の動きを観察して
必要な場合に攻撃をおこなっています
戦況図に変更はありません


3番目
イワニフスケでは激しい戦闘があり、
位置情報つきの映像と複数の情報を総合すると、
ウクライナ軍はイワニフスケから撤退し、
ロシア軍が占領しました
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
地図で示した場所で撤退するウクライナ軍を
追いかけているロシア軍のFPVドローンの映像
となっています
この道路が
ウクライナ軍の補給路となっていたことから、
ここをロシア軍が射撃管制下に入れてからは、
戦局はロシア側に傾いたように思われます
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しましたまた、
イワニフスケは占領地を示す赤マークに変更しました
面積は3平方キロほどになります

イワニフスケ

●南東部 ドネツク州


アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします

○アウディーイウカ方面


この方面でロシア軍は様々な方向に25回以上
攻撃をおこない、
そのうちウクライナ軍が18回撃退しましたが、
依然として戦闘が続いていて、
状況は緊迫しています
1番目
ノヴォオレクサンドリフカでは、
未確認の情報を総合すると、
ロシア軍は昨日の動画でお伝えしたように空爆、
砲撃、
突撃の順で攻撃をおこない、
突撃兵が集落全体に浸透した可能性があり、
係争地の範囲を集落全体に拡大させました

ノヴォオレクサンドリフカ


2番目
ウマンスケの北西の攻撃軸では、
昨日の動画でロシア軍が川を越えて前進した
可能性があるとお伝えしましたが、
位置情報つきの映像によるとウクライナ軍のドローンが
地図で示した場所で前進するロシア軍に攻撃をおこない、
ロシア兵が川を越えて攻撃を
おこなっていることが確認できます
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
ロシア軍の損失数の背景として写っているところで
確認することができます
この付近を係争地から一部ロシア軍が
占領したとして戦況図を更新しました
反対にウクライナ軍はその後方となる
ウマンスケの集落付近に多連装ロケットで
攻撃をおこない、
ロシア軍の戦力を削って安定化措置を講じています
それ以外についてはロシア軍の数多くの攻撃は
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありません

ウマンスケ

○マリンカ方面


この方面でロシア軍は8回攻撃をおこない、
そのうち7回はウクライナ軍が撃退し、
残りの1回はウクライナ軍が反撃しています
その反撃は成功し、
ウクライナ軍はクラスノホリフカの町の東側で
ロシア軍を1キロほど押し返し、
一部奪還に成功しました
1番目
そのクラスノホリフカでは位置情報つきの映像によると、
ロシア軍は町の東外れの地図で示した場所で
ウクライナ軍と陣地戦をおこなっていて、
この付近がロシア軍の最前線となっていることが
確認できます
ご覧いただいているのはロシア側の映像で、
地図で示した場所でロシア軍が塹壕のウクライナ軍を
観察している様子となっています
ウクライナ軍はこの付近まで前進することに
成功しましたので、
戦況図では係争地とロシア軍の占領地から
一部をウクライナ軍が奪還したとして
戦況図を更新しました

クラスノホリフカ


面積は、
1.4平方キロほどになります
2番目
反対にロシア軍は市街地の西側でわずかに北上し、
キロヴァ通りのスーパーマーケット付近で
ウクライナ軍がドローンで応戦しています
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所までロシア軍が前進したとして
戦況図を更新しました

クラスノホリフカ

○ヴェリカノヴォシルカ方面


この方面でロシア軍はウロジャインと
スタロマイオルスクに攻撃をおこない、
いずれも前進しました
1番目
ウロジャインでは、
ロシア軍は接触線にそって、
確認できるだけでヘリ15機以上による
ロケット弾攻撃をおこない、
さらにサーモバリック爆弾を15発投射して
徹底的な面制圧をおこなった後、
歩兵が突撃して接近した陣地戦となり、
一部の陣地を奪いました
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
その範囲を係争地から一部ロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました

ウロジャイン


2番目
またスタロマイオルスクでは、
ロシア軍が地図で示した町の北側の建物に旗を立てて
占領を主張しました
ウクライナ軍が抵抗している様子もないことから、
スタロマイオルスクの集落はロシア軍が
占領したとして戦況図を更新しました
スタロマイオルスクはウクライナ軍の反転攻勢で
昨年の8月にウクライナ軍が奪還した所でしたが、
約10か月でロシア軍が再占領しました

●南部 ザポリージャ州スタロマイオルスク
●南部 ヘルソン州


この方面では双方の陣地戦が続き、
両方あわせて4回の地上戦の報告がありますが、
戦況図に変更はありません

■その他


アメリカ陸軍の将校は、
先週開催された軍関係者のシンポジウムで講演し、
今年1月、
ロシア軍のA50空中管制機が撃墜されたのは、
当初ウクライナ軍の
対空ミサイルのA200と言われていましたが、
実はパトリオットミサイルによるものであったと述べ、
地対空ミサイルで待ち伏せて
奇襲攻撃をおこなったものであると説明しました
クレメンテ大佐は、
「ウクライナ軍はドイツから供与された
パトリオットシステムを使い、
最前線にギリギリ近づいて夜間に展開して
攻撃の機会を待った
22年間の経験で見たこともないような
歴史的な作戦だった」と振り返りました
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
最新情報など是非コメント欄にお寄せください
ご視聴いただきありがとうございました


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