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1月15日 ロシア バフムトの南で防衛線を突破|クレミンナでは市街地突入か【最新ウクライナ戦況図】

日頃調べている最新の露軍とウ国の状況、情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。
その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクラ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
■より快適に見るには
・方位は赤い針が北
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:露軍側 青:ウ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●UKR軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■BGM Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、運営側に確認の上、規約に従った範囲で行っています。
地図はGoogleEarthを使用。

#プーチン大統領
#ゆっくり
#ウクラ情勢

全文はnoteに掲載しています。
https://note.com/sumaitotoushi/

みなさんこんにちは。

今日も最新のウクライナ情勢についてお伝えします。
かつてソビエト連邦を構成していた2つの国の争いは、
欧州全体の政治・経済・人々の生活に大きな影を落としています。
また、多くの方のコメントをいただきありがとうございます。

今日は原稿を作ったところで急用ができて遅くなりました。
大変申し訳ございません。

この動画では、本日公表された戦争研究所の公表レポートなどから、
公開情報をいち早くお伝えしています。
そのため、地図の記号などは簡略化されています。

過去の動画は再生リストから見ることができますので、
あわせてご覧ください。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍参謀本部によると、
この日、ロシア軍の損失は

兵士530名
戦車6両
装甲戦闘車6両
砲4門
対空戦闘システム1機
UAV2機
その他車両15両
となっています。。

この日のニュースを簡単にお伝えします。

1.ロシアは、ウクライナの重要なインフラ施設に向けて、
1日で2回のミサイル攻撃をおこないました。

ロシア軍は、50発のミサイルと3回の遠距離空爆を実施し、
このうちドニプロ市では高層アパートが破壊され、
少なくとも5人が死亡し、60人以上が負傷しました。

キーウの攻撃には、S300とS400が用いられ、
その後全土に向けKh101、Kh555、Kh22、海上配備のKalibr、
Kh59誘導ミサイルが使われました。

また、今回のミサイル攻撃では、
低い弾道で発射されたものがあり、迎撃が困難で、
空軍によれば迎撃できたのは53発のうち21発とのことでした。

■それでは、各地域の戦況です。
方位は左上の赤い針が北になります。
また、一辺10キロの正方形が、
いくつか地図上に置いてあります。

●ルハンスク州 クピャンスク方面
この日の天気は小雪、最低気温-4度、最高気温-2度。
今日の天気はくもりの予報。。

この日この方面でロシア軍は、
11の町に砲撃をおこないました。

このうち、この日はクレミンナに砲撃を行なっています。
これまでクレミンナはロシア軍が占領していましたが、
そのクレミンナに砲撃をするということは、
ウクライナ軍がクレミンナの市街地に入った可能性があります。

○クレミンナ周辺

ロシアのミルブロガーによると、
この日ロシア軍は、
ステルマヒウカ、
マキイウカに攻撃をおこないましたが、
これらは撃退されました。

マキイウカとプロシチャンカの間では、
ロシア西部軍管区の第20連合軍、
第3電動ライフル師団が占領地の防衛にあたっています。

また、ウクライナ軍参謀本部によると、
ロシア軍はプロシチャンカに攻撃をおこないましたが、
この攻撃は撃退されました。
また、クレミンナの近くで、
ロシア軍の攻撃を撃退したという報告がその後ありました。

クレミンナでは、
ピシチャネからクレミンナの北西にかけて、
ヘリ、航空機を使った空爆を実施しています。

クレミンナ市街地では戦闘が起きています。

未確認の情報も含めると、
ウクライナ軍は、
O13501号線のリマンスカ通りを東に進んでいます。

この通りは以前の動画では、
もっと長い名前で紹介していましたが、
実際はリマンスカ通りと呼ばれているようです。

そして、ディプロバからクレミンナに向かう、
C1305号線のコボニャ通りからも、
クレミンナ方向に突入しています。

さらに、クゼミネの南の森林地帯でも、
戦闘となっているとの情報があります。

ロシア軍はこの方面で第76近接空挺師団をはじめ、
増援をおこない、反撃を行なっています。

クレミンナについては、
いまのところ戦況図に変化はありませんが、
テレグラムなどSNSを見ていると、
ウクライナ軍の最初の旅団が、
市の中心部に入ったとの偽情報も出ていたりしますので、
注意が必要です。
分かり次第またお伝えします。

ビロホリフカでは、この日もロシア軍が攻撃してきましたが、
これは撃退され、
逆にロシア軍に向けて空爆も実施しています。

●東部 アルチェモフスク(バフムト)方面

○ソルダー周辺

ソルダーの市街地の大部分では、支配がロシア軍に移り、
その後ロシア軍は引き続き周辺の町に攻撃を行っています。

また、ウクライナ軍はドローンで監視し、
ロシア軍を見つけては、
砲撃とHIMARSで攻撃を行なっています。。

この日ロシア軍は、
ロズドドリフカ、
シル、
クラスナホラに攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍参謀本部によれば、
これらの攻撃は撃退されたとしています。

一方、ロシアのミルブロガーは、
現在、シル駅の支配を巡って、
戦闘となっていると主張しています。

ロシア軍としては、バフムトを包囲する目標を持ちながら、
バフムトからシベルスクへの
鉄道、高速道路を遮断することを、
当面の目標としている可能性があります。

○バフムト周辺

1.
バフムトの北、

クラスナホラの南の郊外では、
ロシア軍は、パラスコヴィイフカに進撃しようとしたところ、
ウクライナ軍と戦闘となりました。

ロシア軍は、町まで到達することはできませんでしたが、
畑で塹壕を掘リ、
少し進撃することに成功しました。

ピドホロドネは戦闘となっています。
ここではワグナーの部隊が攻撃をおこない、
町の東側の半分からほぼ全域を支配した可能性があります。

戦況図を修正しました。

2.バフムトの東側

工場地帯では、引き続き戦闘となっていますが、
戦線は膠着しています。

3.
住宅地の郊外では、
ロシア軍は郊外を進み、
南端の街区に取り付くことに成功したとの情報があります。

4.
倉庫については、これまでの東側に加え、
南側からも侵入するルートができたとの情報があります。

3.バフムトの南

オピトネでは、戦闘となっていますが、
戦況図に変化はありませんでした。

○バフムト南方

ロシア軍は、クリシチフカに攻撃をおこないましたが、
これは撃退されています。

一方、昨日もお伝えしましたが、
アンドリフカから勢力を広げたロシア軍はこの日、
水路に沿って北上し、
ストポチキーの南東にある鉱山付近まで進撃し、
高速T0504号線に3,4キロのところまで、
勢力を拡大することに成功しました。

アンドリフカの西側には、
いくえにも重なる陣地があり、
これまで正面から突破することは困難でしたが、
ロシア軍はその北を迂回することに成功したようです。

この高速T0504号線は、コンスタンチノフカから、
バフムトへの重要な補給・連絡線となっています。

それに加え、クリシチフカにも近いことから、
ウクライナ軍は、この高速道路を守る必要と、
クリシチフカの包囲を防ぐ必要が同時に出てきました。

戦況図を修正しました。

●南東部 ドネツク州
先程のバフムトとドネツクの距離は
およそ65キロとなります。
この日の天気は小雪、最低気温-3度、最高気温-1度。
今日の天気はくもりの予報となっています。。。

○アウディーイユカ周辺

この日ロシア軍は、
クラスノホリフカ、
アウディーイユカに砲撃をおこない、
ヴォジャネに攻撃をおこないましたが、
撃退されました。

○ドネツク南部。。。

マリンカでは、引き続き戦線は膠着しています。
また、この日ロシア軍はポピエダに攻撃を仕掛けましたが、
これは撃退されました。

●南部 ザポリージャ方面。。
●ヘルソン州。。。

この日は戦況図に変化のあるような情報はありませんでした。

本日は以上です。

ご視聴いただきありがとうございました。


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