アメリカ「あるジェット戦闘機」部隊丸ごとウクライナ供与で合意【F-16だけじゃない】ロシア軍「クリミアの罠」ハマる【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】ドル制裁ロシア経済大混乱|ウ軍ハルキウで奪還
【6月14日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:03 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:41 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
1:52 G7サミットで日米がウクライナと安全保障協定締結
2:33 モスクワ取引所制裁二日目で混乱 ドル枯渇
3:43 ロシア「クリミアの罠」見事にハマる
4:33 ウクライナ各地域の戦況
4:50 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
6:22 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
8:06 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
11:17 後方地域の爆発炎上事件
11:35 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況
11:53 アメリカ大判振る舞い「ジャット戦闘機」を部隊ごとウクライナに提供で両国合意
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
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過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください
■ウクライナ情勢
ロシアがキーウに侵攻してから841日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士980名
戦車9両
装甲戦闘車11両
砲46門
防空システム2基
ドローン19機
巡航ミサイル2発
その他車両62両
となっています
戦線全体で一日で108回の地上戦の報告がありました
■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ゼレンスキー大統領はイタリアでおこなわれているG7サミットの傍らで、
アメリカのバイデン大統領と日本の岸田首相とそれぞれ10年間に渡る二国間安全保障協定に署名したと発表しました
そのうちアメリカとの協定では、
ウクライナ軍の訓練とインテリジェンスデータの提供の強化が盛り込まれ、
日本との協定では、
今年日本が45億ドルをウクライナに拠出し、
防衛、
経済、
技術面での協力と支援をおこなうこと、
ロシアに対して共同で制裁措置をおこなうことなどが盛り込まれました
2番目
昨日の動画でモスクワ取引所が制裁の対象となり、
ルーブルとユーロ、
ドルの交換ができなくなったことをお伝えしましたが、
早速影響が出ている模様です
昨日の動画では、
ドルを売ってルーブルを買う人が多いと説明しましたが、
実際はルーブルを売ってドルで保有しようとする人が多いようで、
ほとんどの銀行の店先ではドルがなくなり、
ドルへの両替とドルで預金を引き出せなくなったほか、
ロシア最大の証券会社の1つであるフィナム証券では、
当面の間米ドル、
ユーロ、
香港ドルの引き出しを停止したと伝えているほか、
中にはインターネット取引のログインすらできなくなった銀行と証券会社があるとのことです
為替レートはロシア中央銀行がその日のものを発表することになりましたが、
実際の需給を反映したものではないようです
ブルームバーグでは、
この制裁によりロシア企業が国際市場で取引が困難になったと指摘し、
ドルに変わって人民元の取引が拡大するだろうと予測しました
3番目
フォーブスによると、
ウクライナ軍は次々とクリミアの防空システムを叩き、
「ロシア軍が新たに展開するのと同じスピードで防空システムを破壊している」と記事を掲載しました
それによるとロシア軍はクリミアを防衛するためには防空システムを追加で配置する必要があり、
配置をすればウクライナ軍が破壊するの繰り返しとなり、
ロシア軍はクリミアを維持しようとする限り防空システムが破壊される消耗戦の罠にはまりつつあるとのことです
また記事では、
今週中にもデンマークからのF16が登場するはずで、
到着すればすぐにでもクリミア半島のロシア軍施設に爆撃を加えられるだろうと締め括っています
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月10日にロシア軍が国境を越えて
軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況について
お伝えします
ハルキウの天気はくもりのちはれ
最低気温15度、
最高気温24度
今日の天気は、
くもりの予報となっています
この方面でロシア軍は5回攻撃をおこないましたが、
いずれも失敗し、
ウクライナ軍がゆっくりと反撃をおこなっています
○リプツィ方面
公開されている位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍は、
おとといの動画で前進した幹線道路から境界森林を
西に入りロシア軍を塹壕から追い出して進んでいます
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第13国家警備旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
最前線のロシア軍は疲弊しているのかロシア軍は
一方的に撃退されているようです
今のところは戦況図に変更はありません
○ボフチャンスク方面
こちらも戦況図に変更はなく、
位置情報付きの映像によると
現在ソボマ通りの高層アパート街に
ロシア軍が砲撃をおこなっていて、
この付近にウクライナ軍が前進している可能性があります
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍はクピャンスク方面で9回、
スバトベクレミンナ線で10回、
シベルスク周辺14回、
チャシフヤール周辺では10回
攻撃をおこないました
○シベルスク周辺
複数の情報と位置情報つきの映像によると、
ロシア軍はヴェセレを占領し、
ロズドリフカの集落の端まで前進しました
ロシア軍はソルダー付近にいた
第106空挺師団を12日にこの前線に投入し、
突破を図りました
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍はロズドリフカのすぐ東の
地図で示した場所で歩兵戦闘車から部隊が降りて
展開していることから、
ロシア軍がこの場所まで前進したことが確認できます
また、
その東ではロシア軍のBMD歩兵戦闘車が破壊され、
その南ではウクライナ軍の
BMP歩兵戦闘車2両が遺棄されていることから、
この付近で地上戦となり、
ロシア軍がウクライナ軍の陣地を突破して
前進した模様です
その範囲を係争地とウクライナ軍の支配地から
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
面積は19平方キロほどになります
それ以外では、
チャシフヤール方面ではロシア軍は攻撃を
おこなっていますが、
前進することはできませんでした
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍はカリノヴェ、
ノヴォオレクサンドリフカ、
エフヘニフカ、
ノヴォポクロフスケ、
ノヴォセリフカペルシャに攻撃をおこないました
1番目
ノヴォポクロフスケでは、
昨日の動画でロシア軍が攻撃をおこない、
一部占領した可能性があるとお伝えしましたが、
その後の位置情報つきの映像によると、
ロシア軍は集落全体を占領しました
ご覧いただいているのは集落の西の端にある
地図で示した場所の建物の様子で、
ロシア軍が旗を掲げて
占領を主張しているところとなっています
戦況図では集落全体とその北側一帯を係争地から
ロシア軍が占領したとして、
またノヴォポクロフスケは青から赤のマークに
戦況図を更新しました
面積は4平方キロほどになります
また現在ロシア軍は村を越えて
ノヴォセリフカペルシャの方向に向かっている模様です
2番目
またロシア軍はセメニフカから
ノヴォセリフカペルシャの方向に攻撃を仕掛けましたが、
この攻撃はロシア軍が前線に出る前に
ウクライナ軍が撃退し、
ロシア軍は2両のT80戦車の損害を出して
撤退しました
ご覧いただいているのは
ウクライナ軍の戦況のまとめ動画で、
地図で示した場所の
ロシア軍のT80戦車の様子となっています
こちらは戦況図に変更はありません
それ以外については
地上戦が続行中となっていますので、
変化がありましたらまたお知らせします
○マリンカ方面
この方面でロシア軍は11回攻撃をおこない、
クラスノホリフカで地上戦となっています
1番目
昨日ロシア軍が前進したとお伝えしたネヴェレスケでは、
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍の反撃により2両のBMP歩兵戦闘車が
破壊されました
戦況図に変更はありません
2番目
クラスノホリフカでは、
状況が緊迫し、
地上戦が継続していますが、
こちらも戦況図に変更はありません
それ以外にパラスコヴィイフカ、
ソロドケの西でロシア軍は攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退しました
○ヴェリカノヴォシルカ方面
この方面でロシア軍はウロジャインと
スタロマイオルスクに5回
攻撃をおこないましたが、
ロシア軍の攻撃は失敗に終わり、
戦況図に変更はありません
●後方地域
1番目
モスクワで、
航空機技術開発の主要企業である
スホーイ研究設計局が火災になっています
映像では何かが燃えている炎と煙が確認できます
●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
この方面でロシア軍はマラトクマチカ方面と
クリンキーであわせて5回攻撃をおこないましたが、
戦況図に変更はありませんでした
■その他
最初のニュースでお伝えしましたが、
ウクライナとアメリカの間で締結された
安全保障協定の中に、
アメリカがウクライナに対し
「複数のジェット戦闘機部隊の供給」をおこなう内容が
盛り込まれていることがわかりました
ゼレンスキー大統領もそのことに触れ
「F16に限定されるわけではない」と述べました
この思わせぶりな内容に、
ネットではA10の声がささやかれているようです
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
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ご視聴いただきありがとうございました
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