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ウ軍「電子電撃戦」でベルゴロドも占領【ロシア国境スカスカ】クルスクに過去最大の攻撃【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】クリミアで天然ガス田吹き飛ばしロシア船4隻破壊|ロシア司令官内ゲバ開始



【8月11日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:58 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
2:10 ウクライナ新たな侵攻開始 ベルゴロド占領
3:13 ウクライナの「電子電撃戦」戦争史を変える
4:25 ウクライナ軍クリミアでもロシア設備次々破壊
4:06 各地域の戦況
5:54 北東部 スームィ方面ハルキウ方面の戦況
11:50 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
12:50 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
16:12 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。

みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから
900日の節目となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部の最新の発表によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1220名
戦車6両
装甲戦闘車13両
砲58門
ヘリ1機
ドローン27機
その他車両82両
となっています
戦線全体で一日で90回の地上戦の報告があり、
ウクライナ軍がクルスク、
ベルゴロドに侵攻したことに伴い、
ロシア軍の攻撃回数は減少しました
そして、
視覚的に確認できる
ウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対1.9で、
ウクライナ側の損失数に比べ、
ロシア側はその1.9倍になります
ロシア側の損失は軍用トラック、
民生用のバン、
砲が多く、
Ka52ヘリが不明の原因で、
Mi8ヘリがドローンにより撃墜されました
ドローンによる有人ヘリコプターの撃墜は
歴史上2回目となります
反対にウクライナ側はピックアップ、
砲、
戦車が目立ちます

■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを
見ることもできます
1番目
ウクライナ軍は新たな地点から
国境を突破してロシア領内に侵攻しました
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍の郷土防衛隊第252突撃大隊の兵士は、
ベルゴロド州のグライヴォロン地区のポロズ村に侵攻し、
集落を制圧してウクライナと
ジョージア軍団の旗を掲げて占領を主張しました
場所はハルキウとスームィの中間で、
グライヴォロンと言えば
昨年5月に「ロシアの自由」軍団とロシア義勇軍が
ロシア領内に侵入しましたが、
その少し北になります
この作戦の目的は不明ですが、
イスラエル国防軍将校で軍事監視員のレビン氏は、
「本当の目的は、
最高司令官と数名の幹部しか知らないと思うが、
今後ウクライナがクルスクに限らず
国境全体の複数の場所でロシア領内に
侵攻する可能性がある」と述べ、
これが始まりに過ぎないことを示唆しました
2番目
フォーブスは、
クルスクの侵攻を「電子電撃戦」と称し、
世界中の軍事アナリストを驚かせたと伝えました
それによると、
「ウクライナはロシアが数ヶ月かけて
獲得した領土よりも広い領土を3日で獲得し、
新しい戦闘スタイルを身につけて成功した」
「ウクライナ軍は電子戦とドローンを巧みに使い、
まず、
国境のロシアの偵察ドローンを破壊した
これは防空レーダーにリンクした
新型の迎撃ドローンを使った可能性がある」
「次にロシア領内に入り電子戦装置を展開して
ロシアのドローンを無力化した」
「そしてクルスクの上空を
ドローンの群れで埋め尽くし、
ロシア軍の防衛を困難にしてさらに前進した」
とその戦術を分析しました
記事では、
「ウクライナは無人航空機で
地上部隊の航空支援を提供して急速に占領地を広げた
これは全く新しい発想で、
戦争の歴史の新たな一ページになる」と指摘しました
3番目
クリミアでロシア軍が次々破壊されています
まずウクライナ海軍は、
クリミアの西にある天然ガス掘削プラットフォームを
破壊しました
ウクライナの軍事評論家のステルネンコ氏によると、
攻撃は900キロの爆薬を搭載した
シーベイビー無人水上艇を使い、
映像では何かが弾けるように
飛び出しているように見えます
またNASAの山火事監視衛星によると、
この付近で異常な熱源を
感知していることも確認できます
ウクライナ海軍のプレテンチュク報道官は
「このリグはGPSを混乱させ、
40人のロシア軍兵士が駐留していて、
穀物輸送と民間船舶の安全に影響がある」
と指摘しました
4番目
また、
ウクライナ国防省主要情報総局GURは、
クリミア半島のチョルノモルスクで、
ロシアのKS701チューネッツ高速艇を破壊し、
そのほかの3隻のロシア船に
損傷を与えたと発表しました
映像では、
水しぶきとヘリが上空に飛び交う中、
港に侵入したところが確認できます
動揺の攻撃は今年5月にも実施され、
そのときは今回と同様にKS701を2隻破壊し、
他の2隻に損傷を与えました

■それでは、
各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます

●北東部 クルスク方面 ハルキウ方面


ウクライナ軍が
クルスクに侵攻してから5日となりました

○クルスク方面


作戦に影響を与えるクルスクの天気は、
晴れ
最低気温17度、
最高気温31度
今日の天気予報は雨となっています
昨日からこの方面の天気をお伝えすることにしています
ウクライナ軍はこの方面で快進撃を続け、
前進しています
一方ロシア軍の部隊が移動中ですが、
ウクライナ軍はその移動部隊を撃破しています
チェチェンのアフマト部隊の
アラウディノフ司令官は、
この方面の状況について、
「ロシア国防省の指導者たちが
自分自身を思い込ませるように騙し、
だまし、
欺し続けた結果である」と強調し、
ロシア軍の高官が、
ウクライナ軍の侵攻はないと
思い込んでいたことを批判しました
一方、
この方面で防衛していたチェチェン軍は
この戦闘に参加せず、
クルスクの陣地から
逃走していたことについては
「ウクライナ軍団が我々を通り過ぎていったため、
戦闘に参加しなかった」と釈明しました

○スジャ方面


ウクライナ軍はスジャの町を占領し、
残りの北東部の占領に取りかかるとともに、
南側に大きく支配を広げました

スジャ方面


1番目
スジャの南のプセール川沿いの地図で示した場所では、
位置情報付きの映像によると、
ここにあるキャンプ場をウクライナ軍が支配し、
ロシア軍がドローンで攻撃をおこなっています
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
キャンプ場と近くに止まっている
ウクライナ軍の対地雷装甲車の様子となっています

スジャの南のプセール川沿い


2番目
また、
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍はその東4キロの地点にある
プレフォボの町を占領しました
ご覧いただいているのはウクライナ側の撮影したもので、
建物にあったロシア国旗を
投げ捨てているところとなっています
その範囲をウクライナ国境まで
係争地からウクライナ軍が占領したとして
戦況図を更新しました
面積は71平方キロほどになります

プレフォボ


3番目
スジャの北方向では、
まずチェルカスコエポレチノエ、
その北のポロチノエ、
その西にあるマラヤロクニャの3つの町は
ウクライナ軍が支配していることから、
戦況図を更新し、
ウクライナ軍の占領を示す青マークに変更しました
また、
マラヤロクニャの北11キロのところにある
セメノフカでは、
位置情報付きの映像によると
イスカンデルミサイルがこの場所を攻撃していて、
この付近までウクライナ軍の存在が確認できます
ご覧いただいているのはロシア側の戦術評価の映像で、
地図で示した森林の様子となっています

チェルカスコエポレチノエ、ポロチノエマ、ラヤロクニャ


4番目
その西側15キロのところにあるアレクサンドロフカは、
複数の情報とNASAの火災情報から、
ウクライナ軍がここまで前進したと確認でき、
係争地の拡大として戦況図を更新しました

アレクサンドロフカ


5番目
同様にコレネヴォは地上戦となっている模様です
6番目
これも火災情報ですが、
ウクライナ軍は国境を越えて
ゴルデエフカに入った可能性があり、
この場所を係争地の拡大として戦況図を更新しました
これ以外には、
最新情報としてクルスク市内に
史上最大規模のミサイルかドローン攻撃が
あったとの情報があり、
爆発音が聞こえるとの情報や、
破片が落下して火災になっているとの情報があります
クルスクの戦況としては以上ですが、
ロシア軍はこの方面に第155海兵旅団、
第810海兵旅団を投入し、
防衛を開始した模様です
第155海兵旅団は2023年初頭の
ブフレダールの戦いで敗北し、
その後マリンカの戦いに投入されて
大きな損害をこうむり、
最近はハルキウ攻防戦に投入されました
また、
第810海兵旅団と言えば、
それまでヴォルノヴァーハとマリウポリに投入され、
最近ではヘルソンの橋頭堡を巡り
大きな損害をこうむった旅団となっています
さらにクレムリンは徴集兵を
戦闘部隊として投入することも決定し、
すでに戦死者も出ている模様です
徴集兵は1年の期間で兵役につきますが、
対ウクライナ戦争には関与しないと
約束されていましたが、
今回は祖国防衛のために
投入されることになりました
徴集兵は武器を持たず、
士気も低いことから多数の捕虜と
逃亡者が出ているとの情報があります

クルスク

○ハルキウ方面


この方面では、
クルスク地域に部隊を再配置するために
戦力が引き抜かれ、
ロシア軍は大規模攻勢を仕掛けることを
事実上放棄したものと考えられます
なお、
ハルキウ方面では4回の地上戦の報告がありますが、
戦況図に影響のある情報はありませんでした

●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面


クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で2回、
スバトベ・クレミンナ線で15回、
シベルスク周辺は11回、
チャシフヤール周辺で9回、
トレツクの方向に14回
攻撃をおこないました

○トレツク方面


ニウヨークでは、
昨日の動画で、
ロシア軍はオレクサンドロピルの方向に
前進した可能性があるとお伝えしたことについて、
複数の情報を総合すると、
ユリフカの西側で前進したと判明しましたので、
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
面積は3平方キロほどになります

ニウヨーク

●南東部 ドネツク州


ポクロフスク、
クラホフ・ブレミフカ方面の戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
ポクロフスク方面で28回、
クラホフ方面で5回の攻撃をおこない、
ブレミフカ方面では地上戦の報告はありませんでした

○ポクロフスク方面


この方面ではロシア軍の攻撃は半減し、
ペースは落ちましたが、
ロシア軍はわずかずつ前進しています
この方面では確認できる情報が非常に少なく、
未確認の情報を総合してお伝えします
1番目
イヴァニフカでは、
ロシア軍が東を主攻撃軸にして攻撃をおこないました
ウクライナ軍は砲撃と地上部隊で
防衛をおこなっていましたが、
位置情報付きの映像によると、
町の北西の地図で示した場所で
ウクライナ軍のT64が遺棄されていることから、
ロシア軍がこの場所付近まで
前進したことが確認できます
ご覧いただいているのはロシア側の映像で、
地図で示した場所の様子となっています
現在イヴァニフカは北の一部を除き
ロシア軍が占領したと考えられ、
戦況図を更新しました
面積は7平方キロほどになります

イヴァニフカ


2番目
またロシア軍はヴェセレから北西に
フロジフカの方向に攻撃をおこない、
フロジフカの防衛線の直前まで前進しました
さらに、
ヴェセレの西でウクライナ軍の防衛線を突破した
ロシア軍はその後も西に前進しています
その範囲を係争地からロシア軍が
占領したとして戦況図を更新しました
面積は2.5平方キロほどになります

ヴェセレから北西にフロジフカ


3番目
その南のネヴェレスケは、
位置情報付きの映像によると
集落の北西の地図の場所でロシア軍が旗を立てて
占領を主張しました
ご覧いただいているのはロシア軍の
第110自動車化ライフル旅団のもので、
突撃兵が突撃の結果旗を立てたところとなっています
この場所までロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました

ネヴェレスケ

○クラホフ方面


コスティアンティニフカでは、
ロシア軍は領土占領を諦めず攻撃をおこなっています
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍のドローンが地図で
示した場所に攻撃をおこない、
ロシア軍は撃退されていますが、
ロシア軍が町の東側に取り付いたことが確認できます
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第79機械化旅団のもので、
地図で示した場所付近の様子となっています
戦況図ではその郊外の一部をロシア軍が
占領したとして戦況図を更新しました
それ以外はロシア軍の攻撃はウクライナ軍が撃退し、
戦況図に影響のある情報はありませんでした

●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州


この方面でロシア軍はマラトクマチカで1回
攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に影響のある情報はありませんでした
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
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ご視聴いただきありがとうございました

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