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ロシア参謀「我軍は1つ除きすべて不利」クレムリン30万人動員要求【マスコミが伝えないウクライナ戦況図】フランス軍ウクライナ派遣両国合意|スペイン過去最大支援!ウ軍1800キロ先の核戦略レーダー破壊成功


【5月28日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:18 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:35 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
2:46 NATO議会「西側武器はロシア領内使用可にすべき」賛成多数
4:12 フランス軍ウクライナ派遣に両国合意
4:36 ロシア3日で終わるはずが3年で33兆円戦費消費 イギリス国防省ビデオ制作
5:05 スペインが過去最大の軍事支援発表 パトリオット、レオパルド2供与へ
5:31 ウクライナのドローン 1800キロ先の核戦略レーダー破壊へ
6:05 ウクライナ各地域の戦況
6:22 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
10:00 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
11:38 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
14:31 後方地域の爆発炎上事件
14:49 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから824日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1150名
戦車9両
装甲戦闘車15両
砲28門
多連装ロケット1両
防空システム1基
ドローン42機
巡航ミサイル12発
その他車両62両
となっています
戦線全体で一日で95回の地上戦の報告がありました
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対2.5で、
ウクライナ側の損失数に比べ、ロシア側はその2.5倍になります
ロシア側の損失は歩兵戦闘車、
軍用トラック、
民生用トラックが多く、
反対にウクライナ側は通信施設とレーダーが目立ちます

■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ロシア軍が5月25日にハルキウの大規模ショッピングセンターに爆撃をおこなった死者が18人となり、48人が負傷、5人が行方不明となりました
この痛ましい事故を受けてNATO議会は27日に宣言を採択し、「ウクライナが西側諸国の武器を使ってロシア国内の軍事目標を攻撃することを認めるべきだ」との内容が盛り込まれました
一方クレムリンの内部情報を伝える有名なテレグラムチャンネルによると、ゲラシモフ参謀総長はプーチン大統領に、次の3つについて報告書を提出したと伝えています
一つ目は「NATOとの戦争の可能性が近い」と伝え、
「NATOは財政面でも、どの兵器をとってみてもロシアを上回っている
しかしNATOは優柔不断で実行力のない組織で、ここがロシアの有利な点だ」と指摘しました
二つ目は、「高い確率でアメリカとその同盟国の大部分がロシア領土内で西側兵器の使用を許可するだろう」と指摘し、
三つ目は、「今後2か月から4か月以内に20万人から40万人をロシア軍に招待して増員する必要があるそうでなければロシアは領土を失うかもしれない」と動員を求めたとのことです
2番目
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は、フランス国防大臣とビデオ会議をおこなったのち、
「フランス軍事教官のウクライナ派遣を歓迎し、滞在に必要な書類に署名した」と発表しました
一方フランスはAP通信に対し「この問題は検討中」とコメントしました
3番目
イギリス国防省は分析報告で、ロシアの戦争費用が2110億ドルを超えたと発表しました
動画では、
3日で終わる予定の戦争が3年目に突入し、
ロシアでは480万人の労働者が不足し、
2110億ドルを越える戦争費用はロシア国民の将来に大きな影響を与えると付け加えました
4番目
ゼレンスキー大統領はスペインを訪問し、サンチェス首相と二国間安全保障協定に署名し、過去最大となる60億ユーロの軍事支援を発表しました
そのうち約10億ドルは数十発のパトリオット防空ミサイルと、22日の動画でもお伝えしましたが、19両のレオパルド2A4が含まれるとしています
5番目
ウクライナ主要情報総局GURは、オルスクにある1800キロ以上離れた長距離レーダーをドローンで破壊した模様で、地元メディアが破壊を伝えました
この攻撃では1800キロという飛行距離がこれまでの記録1400キロを破る記録となりました
このレーダーは航空機以外にもATACMSなど弾道ミサイルを検知できるとされ、25日の動画で破壊したものと同じ種類のレーダーとなります

■それでは、各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます

●北東部 ハルキウ方面


ロシア軍がハルキウの国境線沿いに
侵攻してから16日になりました
ハルキウの天気ははれ
最低気温10度、最高気温25度
今日の天気予報も、はれとなっています
この方面でロシア軍は13回の攻撃をおこないました

○リプツィ方面


昨日の動画でこの方面でウクライナ軍が反撃に
出ているとお伝えしましたが、
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍が地図で示した場所に空爆をおこなっていて、
この場所がウクライナ軍の拠点となっている
可能性があります
ご覧いただいているのはロシア側のものとなっています
一方ウクライナ軍はその北東の森林で大量のバンを
砲撃で破壊し、数えられるだけで
7両のバンと亀の子戦車1両を撃破しました
お見せしているのはウクライナ側の攻撃後の偵察映像で、
地図で示した場所付近の様子となっています
森林沿いに隠れるように止めてあったバンが
ブタさんのようになっているところが確認できます
しかしそれでもなおロシア軍は引き続き
リプツィに攻撃を仕掛けていて、
今のところは戦況図に変更はありませんが、
今後新たな情報で変更する可能性があります

リプツィ

○ボフチャンスク方面


ロシアの軍事ブロガーによると、
激しい地上戦がスタリツァとボフチャンスクで
発生していると伝えられています


1番目
ボフチャンスクの東では、
位置情報つきの映像によるとウクライナ軍が
地図で示した場所付近で作戦行動をおこなっている所が
公開され、
この場所がウクライナ軍の支配下にあることが
確認できます
見た感じではこの場所が高台になっているようで、
ロシア軍は身をさらして攻撃することになり、
前進できていないようです

スタリツァ/ボフチャンスク


2番目
またウクライナ軍の第82機械化旅団は
ドローンでロシア軍陣地を攻撃しているところを
公開していることから、
この場所がロシア軍の最前線となっていることが
確認でき、戦況図のロシア軍占領地は
もう少し範囲が縮小したかもしれませんが、
今はこのままにしておきます

ボフチャンスク


3番目
またウクライナ軍は中央病院に空爆していて、
これが昨日の動画でお伝えしたGBU39小直径爆弾
かもしれません
視聴者様の質問でなぜGBU39の命中率が90%で
同じ弾頭を使っているGLSDBの命中率が悪いのか?
という質問がありましたが、
ディフェンスエクスプレスによるとGBU39は
最前線にある敵の占拠した建物を低空飛行で狙って投下し、
射程は20キロから30キロ程度と推定されるため、
仮にロシア軍のGPS妨害を受けたとしても
誤差が大きくならないと考えられます
いずれも今のところは戦況図に変更はありませんが、
火災の位置を示す映像から、
市街地の中でもウクライナ軍が砲撃で反撃して
ロシア軍を押し戻していると思われる所が
出てきているようにも見えます

ボフチャンスク中央病院

●北東部 ルハンスク州方面


●東部 チャシフヤール方面


クピャンスクからチャシフヤール方面の戦況について
お伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で22回、
スバトベ・クレミンナ線では3回、
ビロホリフカで13回、
チャシフヤール周辺でも少なくとも2回
攻撃をおこないました

クピャンスク/スバトベ・クレミンナ線/ビロホリフカ/チャシフヤール

○クピャンスク方面


この方面でロシア国防省はイヴァニフカの占領を
主張しましたが、
これはいつものウクライナ軍の士気を削ぐための
プロパガンダと判断できます
またスバトベの南西にあるノヴォヴォジャネ付近で
ロシア軍の新たな前進が確認されましたが、
係争地内でウクライナ軍が応戦しています
この方面でロシア軍の攻撃の回数は増えていますが、
今のところ戦況図に変更はありません

○チャシフヤール方面


この方面でロシア軍はチャシフヤールの占領に向けた
攻撃を続行し、
カナルで地上戦となっていますが、
未確認の情報では、ロシア軍がカナルの南の
住宅に取り付いたとの情報があります
しかし、今のところ確認できるものがありませんので、
戦況図に変更はありません
ロシア軍は次の大規模な攻撃の準備をしている
可能性があります

●南東部 ドネツク州


アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします

○アウディーイウカ方面


ロシア軍はこの方面で4回攻撃をおこないました
1番目
そのうちオチェレティネからソロヴィオヴェの間では、
ウクライナ軍のドローン攻撃の映像によると、
ロシア軍はオチェレティネの西で600メートル、
ソキルの東で1.5キロから2.5キロ、
ソロヴィオヴェの西で500メートル程度前進していることが
わかりましたので、
その範囲を係争地から
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました

チェレティネからソロヴィオヴェの間


2番目
ウマンスケは、湖の南側をロシア軍が占領し、
湖の北側はウクライナ軍の火器管制下にありましたが、
ロシア軍は兵士を送り込んで拠点化に成功した情報が
複数あり、その範囲を係争地から
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
面積は、4平方キロほどになります

ウマンスケ


3番目
ここ最近お伝えしているネタイロヴェでは、
ロシア国防省が占領を主張し、
戦争研究所はその可能性が高いと評価したほか、
複数の情報によると、
集落の北の係争地部分もロシア軍が陣地化を
進めていると評価できることから、
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
面積は3.5平方キロほどになります
現在はウマンスケとネタイロヴェを結ぶ道路が
キルゾーンとなって近づいてきた
ロシア兵を撃退しています

ネタイロヴェ

○マリンカ方面


○ブフレダール方面


この方面でロシア軍はマリンカ方面で
クラスノホリフカ、
パラスコヴィイフカ、
ソロドケ付近で攻撃をおこなったほか、
スタロマイオルスクにも攻撃をおこないました
このうちマリンカの北のクラスノホリフカでは、
位置情報つきの映像によるとウクライナ軍の
ブラッドレー歩兵戦闘車と
BMP歩兵戦闘車が複数で攻撃し、
ロシア軍占領地に入り反撃しました
ロシア軍は砲撃とドローンで応戦し、
一部の情報では、撃退したとする情報と、
反対にウクライナ軍が一部地域を奪還したとの
情報があります
お見せしているのはロシア軍の第238砲兵旅団のもので、
地図で示した場所の様子の一部となっています
その範囲をロシア軍占領地から
係争地に戦況図を更新しました

●後方地域


クラスノダールのアゾフ港、
ルハンスクの占領地、
ロシア当局によるとモスクワで防空活動があり、
5機のドローンが撃墜され、
そのうち1機の破片が民家に落ちたとの報告があります

●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州


この方面でロシア軍はロボチネ付近と、
クリンキーで4回攻撃をおこないましたが、
ロシア軍の攻撃は失敗し、
戦況図に変更はありませんでした
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
最新情報など是非コメント欄にお寄せください
ご視聴いただきありがとうございました


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