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【プーチン暗殺】訪問先のソチでウクライナ長距離ドローン攻撃【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】ロシア過去最大の損失計上|ハルキウの要衝市街戦開始|F-16来月到着情報|薄給:ロシア軍の給料公開



【5月14日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:49 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
1:59 プーチン大統領訪問先のソチでウクライナの長距離ドローン攻撃に出会う
2:37 ベルゴロドの高層アパート崩壊 やはりロシア防空失敗で多数が犠牲に
3:02 F-16が1か月以内にウクライナに到着
3:22 ロシア軍Su-25、Ka-52撃墜される
3:56 クリミアで防空レーダー破壊 司令官が召される
4:13 ロシア政府 大赤字のガスプロムに大増税 再建困難に
4:49 各地域の戦況
5:05 北東部 ハルキウ方面の戦況
9:42 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
12:17 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
13:29 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況
13:58 ロシア兵薄給不満ビデオメッセージ公開

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから810日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1740名
戦車31両
装甲戦闘車42両
砲15門
多連装ロケット4両
ドローン26機
巡航ミサイル3発
その他車両65両となっています
戦線全体で一日で146回の地上戦の報告がありました
ロシア軍はハルキウ侵攻に伴って過去最大の損失を計上し、地上戦が激化しています
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対2.3で、
ウクライナ側の損失数に比べ、ロシア側はその2.3倍になります
ロシア側の損失は歩兵戦闘車、戦車、民生用のトラックが多く、
ウクライナ側の損失は砲が目立ちます

■ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
今日は短いニュースを6つお送りします
1番目
昨年10月1日、ウクライナのリウティ長距離無人攻撃機は、ソチにあるロシアのヘリコプター基地を攻撃した際、
プーチン大統領が前日にその場にいたことが明らかになりました
プーチン大統領はカザフスタンのトカエフ大統領と会談をしていたとのことです
当時はウクライナの長距離無人機の存在は知られていなかったため、ロシア側はどのような攻撃だったか理解できず、混乱したとのことです
2番目
昨日の動画でお伝えしたベルゴロドの高層アパートの破壊について、15人が死亡し、27人が負傷したと伝えています
破壊の原因についてはロシア側の発表は誤りで、当初お伝えしたとおり、破片の飛散状況などからロシアの防空ミサイルによる破壊の可能性が最も高いとされています
3番目
いくつかのニュースサイトはジャーナリストのジョージ・ラウ氏のツイートを引用し、
フレデリクセン首相が「デンマークのF-16は1か月以内にウクライナに到着する」と述べたと伝えました
ただ、該当するツイートはすでに消されています
4番目
ウクライナ軍の第110機械化旅団はこの2週間で3機目となるSu25を撃破したと伝えました
攻撃の方法は明らかになっていませんが、記事では、対空砲の射撃手を賞賛していることから、対空砲によるものと思われます
またこれとは別にウクライナ軍の第47機械化旅団は、
1600万ドル相当のロシア軍のKa52攻撃ヘリコプターを撃墜したと発表しました
5番目
クリミアのペトリ山にあるロシアの防空基地が攻撃され、司令官が地獄に召されたと伝えています
地元のテレグラムチャンネルによると、攻撃は数発のストームシャドウだろうと伝えています
6番目
以前の動画でロシアのガスプロムが大幅な赤字を出したことをお伝えしましたが、ロシア政府はそのガスプロムに対し増税することが明らかになりました
イギリス国防省の定期報告によると、ガスプロムが支払う税金は280億ドルで、ロシア政府収入の約10%を占めているとのことです
報告書では今回の決定により、ガスプロムは2030年まで利益を出すことは困難となったと分析しています

■それでは、各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます

●北東部 ハルキウ方面


ロシア軍はハルキウの国境線沿いに
侵攻してから4日になりました
ハルキウの天気はくもり
最低気温5度、最高気温13度
今日の天気予報もくもりとなっています
ロシア軍は損失を考慮することなく歩兵により
国境沿いに前進し、
占領地域を拡大させています
ウクライナ軍もこの方面に第92突撃旅団、
第57機械化旅団、
第42機械化旅団を配置し、
最精鋭の第3突撃旅団がボルチャンスクに
入ったとの情報もあるほか、
ハルキウ方面の指揮官を変更しました

○リプシ方面


昨日の動画でこの付近の風景を
ご覧いただきましたが、
この方面の地形は西側に池があり、
東側にウクライナ軍の防衛ラインがあるため、
ロシア軍はウクライナ軍が待ち受けている
リプシに向かって前進することになります
1番目
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍はフリボケの中心で旗を掲げ、
この場所がロシア軍の支配下にあることを
主張しています
一方、ロシアの軍事ブロガーは、
ロシア軍は村の西側に進軍はしていない
と伝えていて、
戦況図でもそのように修正しました

フリボケ


2番目
またルキャンツィでは
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍のドローンが
ルキャンツィの集落の中で
ロシア軍を攻撃していて、
この集落がロシア側にあることが確認できます
戦況図に変更はありません

ルキャンツィ


3番目
ゼレネでは、ロシア側に近い情報では
ロシア軍が占領したとしていますが、
今のところは詳細は不明で確認できるものがなく、
こちらも戦況図に変更はありません

○ボルチャンスク方面


ボルチャンスクではロシア軍が市街地に入り、
市街戦となりました
ボルチャンスクの北から西にかけては
ドネツ川とその支流が大きく蛇行して流れていて、
これが戦況に影響を与えています
1番目
ロシア軍はブフルヴァトカに攻撃をおこない、
この住宅地を占領した可能性が
高いと思われますが、
ロシアの軍事ブロガーの中にはそうでない
との情報もあり、
戦況図では住宅地の手前までを
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
面積は5平方キロほどになります
この付近の地形について説明すると、
国境付近が標高170メートルで高く、
ドネツ川に近づくにつれ
標高150メートルと南に下がっていて、
ロシア軍にとっては前進しやすい
地形となっています

ブフルヴァトカ


住宅地にすれば南向きの
見晴らしがいいところといったところでしょうか?
2番目
位置情報つきの映像によると
ロシア軍はオヒルツェベを占領し、
地図で示した場所の石碑の前で
ロシア軍が占領を主張しました

オヒルツェベ


3番目
またロシア軍はハティシチェを占領し、
そのままボフチャンスクの市街に
北西の方向から入り、
そこで最も激しい地上戦となっています
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍のBTR82装甲車が
ボフチャンスクの北で
作戦行動をおこなっていて、
また、地図で示した市街地の中心付近では
ロシア兵が地べたで静かに横になっている
様子があり、
この場所が最前線となっていることが
確認できます
従ってハティシチェは
ロシア軍が占領したとして、
また、ボフチャンスクの北西の一部を
ロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました

ハティシチェ


面積は8平方キロほどになります
ボフチャンスクは町の東西を
ボフチャ川が流れていて、
ロシア軍はこれらの橋を次々
破壊していることから、
ロシア軍は市街地にいるウクライナ軍を
孤立させようとしているほか、
この方面のロシア軍の狙いは
前進することよりも、
国境周辺で緩衝地帯を作ることを
狙っているものと思われます

●北東部 ルハンスク州方面
●東部 バフムト方面


スバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺からバフムト方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で9回、
スバトベ・クレミンナ線で15回、
シベルスク周辺で10回、
バフムト方面で16回
攻撃をおこないました
この方面のロシア軍は
ハルキウの侵攻に合わせて
小規模な地上戦を繰り返すことで
ウクライナ軍の戦力をハルキウに移動させない
狙いがあると思われます

○スバトベ・クレミンナ線


1番目
しかし位置情報つきの映像によると、
ロシア軍はヤンポリフカとトルスケの間に
大規模な攻撃を仕掛け、
ウクライナ軍が戦車5台、
歩兵戦闘車5台を砲撃で次々破壊して
撃退しました

ヤンポリフカとトルスケの間


お見せしているのはウクライナ軍の
第63機械化旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
戦況図には変更はありません
2番目
またタス通信によると、
ウクライナ軍は前線から130キロ離れた
ルハンスクの南東にあるクラスノドンの
弾薬庫を3発のATACMSで破壊しました
映像では背景に黒い煙が
立ち上っているのが確認できます

クラスノドン

○チャシフヤール方面


この方面でロシア軍は
カナルの町に突入を試みました
1番目
ボホダニフカでは、
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍が反撃をおこない、
陣地戦の結果ウクライナ軍が前進しました
お見せしているのはウクライナ軍の
第24機械化旅団のもので、
地図の場所の様子となっています
その範囲を係争地からウクライナ軍が
奪還したとして戦況図を更新しました

ボホダニフカ/カナル


2番目
反対にロシア軍の第98空挺師団は
カナルの町に突撃をおこないましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退し、
ロシア軍はカナルの町に入ることは
できませんでした
お見せしているのはロシア側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
戦況図に変更はありません

カナル

●南東部 ドネツク州


アウディーイウカの天気は、くもり
最低気温は5度、最高気温は13度
今日の天気予報も、くもりとなっています
アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします

○アウディーイウカ方面


この方面でロシア軍は30回
攻撃をおこないましたが、
回数は多くてもロシア軍の攻撃の強度は
明らかに低下し、
戦況図に影響のある情報はありませんでした

○マリンカ方面
○ブフレダール方面


この方面でロシア軍は、
マリンカ方面で4回、
ヴェルカノボシルカ方面で16回
攻撃をおこないました

マリンカ/ヴェルカノボシルカ


このうちロシアに近い情報では、
ヴォロディミリフカの北と、
スタロマイオルスクの市街地で
ロシア軍が前進したとの情報がありますが、
今のところ確認できるものがなく、
戦況図はそのままとしておきます

●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州


この方面でロシア軍はロボチネで2回
攻撃をおこない、
クリンキーでは攻撃の報告は
ありませんでした
このうちヴェルボヴェの西側で
ロシア軍が3平方キロほど前進した
可能性がありますが、
範囲がはっきりしないので、
わかりましたらまたお知らせします

■その他


ドネツク人民共和国のカスカド部隊は
プーチン大統領にメッセージビデオを作り、
ウクライナ戦争で
今年1月から5月までの給料が5ヶ月間で
10万ルーブル(18万円)しかもらっていない
ことを訴えました
1か月あたり3万6千円となります
また、退役軍人証明書の発行もなく、
負傷した兵士は手当も受け取れないとしています
今日は以上です
戦況の分析や最新情報、
ニュースの感想など、
ぜひコメント欄にお寄せください
ご視聴いただきありがとうございました


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