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プーチン中国訪問「属国の屈辱」に耐える「成果ゼロ」【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】ウ軍砲弾届き「ロシア前進停止」|ドローン攻撃4夜連続成功|ロシア防衛企業「ソ連崩壊時と同じ」国防省に反旗


【5月18日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:34 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:55 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
2:05 ロシア各地にドローン攻撃 クラスノダールは「お替わり」もらう
3:12 ゼレンスキー大統領「前線に十分な数の砲弾届く」
3:41 ロシア防衛企業ロステック経済を語る「ロシア崩壊前と同じ」民間航空は消滅へ
4:44 プーチン大統領ロシア訪問「成果ゼロ」属国の屈辱を受け耐える
5:47 ウクライナ各地域の戦況
6:03 北東部 ハルキウ方面 リプシ、ボフジャンスクの戦況
12:05 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
13:08 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:39 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから814日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1410名
戦車18両
装甲戦闘車14両
砲38門
多連装ロケット1両
防空システム2機
航空機2機
ヘリ1機
ドローン45機
その他車両63両
となっています
戦線全体で一日で114回の地上戦の報告がありました
ロシア軍の損失は高い水準で続いています
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対2.1で、
ウクライナ側の損失数に比べ、ロシア側はその2.1倍になります
ロシア側の損失は戦車、
デザートクロス4輪バギーが多く、
この日は、クリミアで航空機4機を失った記録があります
反対にウクライナ側の損失はスターリンクのアンテナなど通信設備が目立ちます

■ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ウクライナ軍はロシア領土に多数のドローンで攻撃をおこない、ノヴォロシースクの石油貯蔵所と港湾で爆発がありました
クラスノダール知事は10機の無人機、ロシア国防省は102機の無人機を撃墜したと発表し、破片の一部で火災となっていると主張していますが、映像ではドローンのエンジン音とともに地表で炎が上がるところが確認できます
防空も機関銃を空に向けているだけで失敗しており、ないに等しいものとなっています
地元のSNSによると、市内では消防車やサイレンの音が聞こえ、港に向かう交通は完全に遮断され、市街では停電となっているとのことです
この製油所は1月に攻撃を受け、5月に生産を再開した情報がありましたが、その直後に攻撃を受ける結果となりました
この日はノヴォロシースク以外にもトゥアプセ、セヴァストポリ、ベルゴロドでも爆発が観測されたとのことです
2番目
ゼレンスキー大統領は、ロシアとの2年3か月にわたる戦争で初めて、ウクライナ軍が十分な数の砲弾を持っていることを述べました
ゼレンスキー大統領は報道各社の質問に答え、砲弾の状況について、「戦時中初めて、ウクライナ国防軍のどの旅団も砲弾がないと不満を漏らすことがなくなった」と述べ、前線に砲弾が届いていることを明らかにしました
3番目
ロシアの8割の兵器を生産するロステックのチェメゾフ代表はRBKの長時間インタビューに答え、
現在のロシアの経済状況について尋ねられると「ソ連崩壊前と同じで、ロシアは喉元を掴まれている」と答えました
同氏は問題が山積していることを認め、「インフレによるコスト上昇とロシア国防省からの調達価格の引き下げにより、利益率は2.28%になった
コスト削減の努力をしようものなら調達価格をさらに引き下げられるため、どの企業も後ろ向きだ」と大臣が交代したロシア国防省に不満を述べました
さらに同氏はロシアの航空産業にも触れ、「2030年までには500機ある西側航空機はすべて消え、
国内の生産能力はせいぜい年間1機か2機であるため、ロシアで民間航空が存在しなくなる」と述べ、先行きに悲観的な見方を示しました
4番目
重要閣僚を引き連れて中国を訪問したプーチン大統領ですが、重要問題について全く成果がなかったことが明らかになりました
記事によると、今回の訪中の目的の一つには、
アメリカの二次制裁を恐れる中国銀行がロシアからの送金を受け付けない状況を解決すること、
もう一つはロシアから中国に向かう「シベリア2号」の天然ガスパイプラインの建設を進めることでしたが、どちらも進展はありませんでした
また、中国はロシア代表団に金、銀、青のバッジをつけさせ、ランク付けをおこないました
青のバッジをつけさせられたショイグ安全保障会議書記は、中国国会に足を踏み入れることはできなかったそうです
これはかつて中国がモンゴルを征服したとき、モンゴル人に金、銀、銅、木の板をつけさせたのと同じ扱いだとのことです

■それでは、各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示に
していただくと、
日付とともに追いかけることができます

●北東部 ハルキウ方面


ロシア軍はハルキウの国境線沿いに
侵攻してから8日になりました
ハルキウの天気は雨
最低気温8度、最高気温16度
今日の天気予報も雨となっています
ロシア軍はこの方面で18回の攻撃を
おこないましたが、
前進はほぼ停止した模様です
ワシントンポストが最前線の兵士の
インタビューとして伝えるところでは、
侵攻当初はロシア軍の激しい電子戦により
無人機が使用不能、
スターリンクも接続できない状態になり、
部隊間の連絡が電話と無線のみとなったため、
作戦に支障が出たとのことで、
ロシア軍が新たな電子戦装置を投入したことを
示唆しました

○リプツィ方面


ロシア軍は小集団に分かれて森林に隠れて
前進しようとしています
一方ロシアの軍事ブロガーは、
平地ではウクライナの地雷原が
ロシア軍の前進を阻んでいると伝えています
1番目
リプツィの方向では、
攻撃はフリボケの集落、
ルキャンツィの南の二つの攻撃軸となり、
ロシア軍の前進は停止しました
ロシアの軍事ブロガーは、平地では
ウクライナの地雷原で前進が阻まれていると伝え、
ウクライナの軍事ジャーナリストは、
ロシア軍は中隊規模の部隊を小集団に分けて
森林地帯を進ませていると伝えています
また、ウクライナ軍の大92突撃旅団の指揮官は
ウクライナのメディアに対し、
「激しい戦闘が24時間続き、
敵は歩兵以外に軽装甲車両を使おうとしている
しかしその半分は戦場で燃えた」と述べ、
攻撃側のロシア軍が戦闘不能になるほどの
多大な損失をこうむっていることを指摘し、
「この2か月を乗り切れば
反撃のチャンスもあるだろう」と
今後の見通しを述べました
1番目
フリボケでは、
ロシア軍は集落の南に攻撃をおこなっていますが、
ウクライナ軍が撃退していて、
戦況図のロシア軍占領地に変更はありません
一方位置情報つきの映像によると、
ロシア軍の戦車が地図の場所を狙って
戦車砲で攻撃していて、
この場所がウクライナ軍の最前線と
なっていることが確認できますので、
ここまで係争地の範囲を縮小させました

フリボケ


2番目
リプツィに入る幹線道路では、
ウクライナ軍が反撃し、
ロシア軍を押し戻すことに成功しました
ロシア軍のドローンが地図の場所にいる
ウクライナ軍を攻撃していて、
ウクライナ軍がこの場所を支配していることが
確認できます
その範囲をロシア軍占領地からウクライナ軍が

リプツィ

奪還したとして戦況図を更新しました
3番目
反対にロシア軍は、
リペツ川の森林を小集団で前進し、
市街地の入り口でウクライナ軍のドローンと
砲撃の集中砲火にあい、
次々撃退されています
お見せしているのはウクライナ軍の
第13国境警備旅団のもので、
地図で示した最前線の様子となっています
戦況図に変更はありません

○ボフチャンスク方面


1番目
ボフチャンスクの10キロ西にあるスタリチャでは、
東西に通じる複数道路を防衛線にして
ロシア軍の前進を阻止しています
お見せしているのは地図で示した場所で
ウクライナ軍がロシア軍を待ち構えている
ところとなっていて、
この場所がウクライナ軍の最前線であることを
示しています
戦況図では係争地の範囲をこの地点まで
縮小させました
2番目
ブフルヴァトカの攻撃軸では、
戦況に変化はなく、
ウクライナ軍は住宅地に接続する道路で
待ち構えていて、
やってきたBMP歩兵戦闘車が破壊されたほか、
ロシア軍の攻撃を撃退しています
お見せしているのはウクライナ軍の
特殊部隊のPOV映像で、
地図で示した場所の様子となっています
戦況図に変更はありません
3番目
ボフチャンスク市街では昨日の動画で
お伝えしたように市街戦となっていますが、
ロシア軍は練度が低い部隊がそのまま町に入って
前進しようとしているだけで、
ウクライナ軍に撃退され続けています
ロシア国防省では中央病院、
墓地、
市街地中心部の建材工場で
攻撃作戦を続けていると伝えています
お見せしているのは病院の東で活動している
ウクライナ軍の特殊作戦部隊の
様子となっています
昨日もお伝えしましたが、
ロシア軍はセヴァー作戦部隊を組織化して
配備を完了させる予定でしたが、
見切り発車で攻撃を開始してしまい、
戦闘効果の高い部隊がないまま市街地に
入ったため、市街戦で多大な損失を
こうむっています
戦況図に変更はありません
4番目
市街地の東のボフチャ川沿いでは、
ウクライナ軍の狙撃により5人のロシア軍兵士が
狙撃兵に狙われ、
ロシア軍が逃げているところが確認されています
お見せしているのは地図で示した場所で
身をかがめて活動している
ロシア兵の様子となっています
こちらも係争地の範囲を
ボフチャ川まで縮小させました
それ以外には戦況図に影響のある情報はなく、
昨日の動画でお伝えしたとおり、
ロシア軍の前進は事実上停止しました

●北東部 ルハンスク州方面


●東部 バフムト方面


クピャンスクからバフムト方面の戦況について
お伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で6回、
スバトベ・クレミンナ線で8回、
シベルスク周辺で4回、
チャシフヤールでも13回
攻撃をおこないました

○チャシフヤール方面


そのうち昨日の動画でもお伝えした
クリシチフカでは、
ロシア軍の砲撃位置から、
ロシア軍が北と東から攻撃し、
クリシチフカの集落に前進したのち、
翌日ウクライナ軍が反撃をおこなって
ロシア軍を押し戻しているようですが、
何事も起きていない可能性もあり、
判然としませんので
わかりましたらまたお知らせします
それ以外にはロシア軍の攻撃は
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありません

●南東部 ドネツク州


アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします

○アウディーイウカ方面


○マリンカ方面


ロシア軍はアウディーイウカ方面で35回、
マリンカ方面で少なくとも12回
攻撃をおこないました
1番目
そのうちウマンスケでは、
ロシアに近いSNSの情報では、
ロシア軍がウクライナ軍の攻撃を受けながら
果敢に前進し、
ウマンスケの東の地図で示した場所まで
前進したとの情報があり、
ロシア側の最前線がこの場所になっている
と思われます
戦況図ではその場所を地図で表示しておき、
今後確認が取れれば戦況図を再度見直します
2番目
また位置情報つきの映像によると、
ロシア軍はウマンスケとネタイロベの間の
三角地帯からヤスノブロディフカに
攻撃を仕掛け、
ウクライナ軍に撃退されましたが、
その後方では前進した可能性が高く、
その範囲を係争地からロシア軍占領地に

ウマンスケとネタイロベ

戦況図を更新しました
お見せしているのはウクライナ側のもので、
多くのロシア兵がまるで
人体切断術の手品か
催眠術にでもかかったかのように
地面で眠るようにお休みになっているところが
確認できるものになっています
その様子はテレグラムに掲載しますので、
ご興味のある方はそちらでご覧下さい
その後方を係争地からロシア軍占領地に

ウマンスケとネタイロベ

戦況図を更新しました
3番目
その南のネタイロヴェでは、
ウクライナ軍が地図で示した場所の家に
ドローン攻撃を繰り返しておこなっていて、
この場所がロシア軍の拠点となっていることが
確認できます
この場所までロシア軍がわずかに

ネタイロヴェ

進したとして戦況図を更新しました
それ以外では、
ポビエダの北で激しい地上戦の報告がありますが、
戦況図に影響のある情報はありませんでした

○ブフレダール方面


この方面でロシア軍は、9回
攻撃をおこないましたが、
戦況図に影響のある情報はありませんでした

●南部 ザポリージャ州


●南部 ヘルソン州


この方面でロシア軍はフリャイポーレ、
ロボチネ付近で35回攻撃をおこない、
クリンキーに9回攻撃をおこないました
ロシア軍は
フリャイポールの南東のマフォピル、
ロボチネの市街地と西の2か所で
いずれも100メートル程度前進した
可能性がありますが、
不明なこともありますので詳細は
明日またお知らせします
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
最新情報など是非コメント欄にお寄せください
ご視聴いただきありがとうございました

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