世界でただひとつの我が家のつくり方 第二回
〜【ハウスメーカー】、【工務店】、【建築設計事務所】のどこに頼んだら実現できるか〜
失敗や後悔する8割以上は、どこを選ぶかの選択の基準と優先順位の混同にあります。そしてそれは「いい家」はどんな家かの認識が間違っていることから起こります。
一般のお客様が思っている 「いい家」とは、・地震に強い家、・気密性・断熱性、・防犯性や・システムキッチン、床暖房など最新の住宅機器、・太陽光発電、のように機能性を完備した家がいい家と思いがちです。
これらの仕様を全部そろえても「いい家」にはなりませんし、ましてや 「世界でただひとつだけの我が家」 になるわけではありません。
これらの機能はとても大切ですし、暮らしを便利、快適にしますが、「いい家」の必要条件の一つにすぎません。それは個性的な建物の外観や、収納がたくさんある家も魅力的ですがこれも必要条件の一つです。
それでは何が家にとって必要かというと、住まいに命(いのち)を与えるのは 『住まいに、いかに家族に合った暮らしを反映させるか』 といったソフトの部分がしっかり考えられ、それが完成した家に反映されていて、はじめて「世界でただひとつだけの我が家」になるのです。
お客様が家づくりの最初に検討し行動することは、住宅展示場に行くことではありません。次のことをご夫婦、あるいは子どもさんを交えて話し合ってください。
① 家族とどんな暮らしをしたいのか。
② 家族で大切にしたいことや、家族のこだわり。
③ どんなライフスタイルを望んでいるのか。
①~③を話し合い 「我が家の暮らしのイメージ」 を家族で確立することが家づくりの最初の段階において、優先順位の第一と考えます。
外観のイメージ、部屋数、収納、設備などの検討の前に話しておきたい大切なことです。
次回は、家族で考えた、暮らしのイメージを誰に伝え、相談するかを考えていきたいと思います。
第三回掲載は、10月21日(月) の予定です。
・世界でただひとつの我が家のつくり方 第一回
これまでに300以上の住宅を手掛け、富な実績を元に、本当に居心地のいい、家族が元気になる住まいをご提案します。noteでは住まいで役に立つトピックスを連載形式で公開します。