見出し画像

私とお菓子とお菓子教室〜潰瘍性大腸炎録〜

私の小さい頃の夢は、お菓子屋さんとお花屋さん。
いつも母と手作りのお菓子を作っていた幼少期、
作るのも食べるのも大好きでした。

大学を卒業後、量販店で10年働いたが、6年目で潰瘍性大腸炎になり。
その後約3年間その会社にしがみつき、でももう無理だなと辞めることを決めた時、
「好きな事を仕事にしたら、人生楽しいんじゃないか?!」と思い、お菓子を作る仕事に就こうと考えた。

35歳、潰瘍性大腸炎歴6年目での大きな決断。

それまで住んでいた田舎の実家を出て、
その時一番好きだった街のケーキ屋さんで働くために、都会に引越した。

お菓子の世界で働こうと考えた頃から、いくつかのお菓子教室に通った。
有名なお菓子屋さんがやってるのもあれば、
個人のパン教室も、フランスでお菓子学校の先生をしていた人も、フランスでスーシェフしていた人もいたなぁ。

みんなすごい先生達だった。 
どのお菓子も美味しかったし、教室での先生や他の生徒さんとのおしゃべりも楽しかった。
教室で教えてもらう色んなことを吸収して、
先生が試食用に出してくださるお菓子がおいしすぎて、私の唯一の楽しみの行事だった。

でも、ケーキ屋で働き、パン屋で働いたあと、
やっぱりこの病気と共に生きていくには、この仕事はちょっとキツイなと感じた。
ケーキ屋で働いたら、ケーキを食べる機会も多いし、食べたくなる。珈琲をのむ機会も多くなる。

パン屋は、オーブンの近くでの仕事は暑くて汗だく、サンドイッチ担当になると、めっちゃ寒い。
温度管理をするのが難しかった。

そして、年々、大腸の調子が安定しづらくなっていき、洋菓子やパンを頻繁に食べられなくなってきた。
そこから、仕事は事務の仕事に変えていくことになり、
大好きだったお菓子教室通いも辞めて、和食・和菓子へと移行していった。

私は、習い事をするのが好き。
そして、素敵な教室を探すのが得意。
とっても素敵な空間の和菓子教室も見つけて、
年5.6回、4.5年は通ったかなぁ。

そして今、世の中は、グルテンフリーブームだ。
私もグルテン・乳製品フリーのお菓子を作ろうと頑張ってみた。
でも、いくつ作ってもおいしくない。
クックパッド見てそのまんま作ってるのに、何でかな。

でも、グルテンフリー・ヴィーガンのお菓子が美味しく作れたら、おやつが食べられる。
今はなかなか食べたいと思うお菓子にめぐりあわないから。

そして昨日から米粉を使ったお菓子教室を探して、
今月行ける所を見つけた!!
しかも、作るお菓子は私が好きなものばかり。
ランチも食べられるそうで、

楽しみ過ぎる♪

小麦粉と乳製品を使わないお菓子を、おいしく作れるようになりたい。

ササッと作れるようになるのが目標。

これが作れれば、潰瘍性大腸炎の人でも、おやつが、美味しいものが食べられる。

そんな幸せなことはない🌈