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近代性という「猛獣」を手懐ける―イスラーム的アプローチ―(1) リベラリズムの虚構
近代という「猛獣」を手懐ける―イスラーム的アプローチ―
ティモシー・ウィンター教授としても知られるアブドゥルハキーム・ムラド師は、現代を代表するムスリム知識人の一人である。英国のケンブリッジ・ムスリムカレッジの運営から世界各地での講演、研究活動や論考の発表など多くのプロジェクトに携わっている。2016年にムラドは近代性とその課題について講演を行った。そこで彼は「虎を乗りこなす」という表現を用いて
近代という「猛獣」を手懐ける―イスラーム的アプローチ―
ティモシー・ウィンター教授としても知られるアブドゥルハキーム・ムラド師は、現代を代表するムスリム知識人の一人である。英国のケンブリッジ・ムスリムカレッジの運営から世界各地での講演、研究活動や論考の発表など多くのプロジェクトに携わっている。2016年にムラドは近代性とその課題について講演を行った。そこで彼は「虎を乗りこなす」という表現を用いて